【番外編】Secret of my heart
倉木麻衣さんのアルバムレビューも大詰めに差し掛かっておりますが、ここで久々の番外編やっていきたいと思います。
「Secret of my heart」2002.1.10リリース
アルバム概要
こちらのアルバムは、アメリカにて「Mai.K」の名義でリリースされたアルバムです。倉木さんの全米インディーズデビューシングル「Baby I Like」の収録曲と、「delicious way」に収録されている楽曲の一部の英語版が収録されています。
輸入盤ではありますが、中古のCDショップでは意外と見かけるので、探してみてください。
収録曲
1.Secret of my heart
言わずと知れた名曲①、詳しくは「delicious way」のレビューやるときに書きますが、日本版とだいぶアレンジが変わっていて、かなり大人っぽい雰囲気になっています。
2.Did I Hear You Say That You’re In Love
全米インディーズデビューシングル「Baby I Like」のカップリング曲です。必聴レベルです。もはやこの曲のためにこのアルバム買うと言っても過言ではないです(この曲だけのためだったら「Baby I Like」のシングル買った方がいいので決してそんなことはないですが)。
しっとりしたバラード曲ですが、倉木さんがほぼ初めて歌った曲だからなのか何なのか、声の神秘感がレベチです。昨年のクリスマスライブ(配信)で披露されました。僕個人としては大歓喜でございました。
3.NEVER GONNA GIVE YOU UP
日本では4thシングルとして発売された曲ですが、この曲は元々英語が多いせいか(歌詞も倉木さんだけでなくマイケル・アフリックさんとの共作)、英訳されたり、アレンジを変えたりされることなく収録されました。
4.Baby I Like
全米インディーズデビューシングル、実は10周年記念ベストアルバムの「ALL MY BEST」に収録されています。当時16歳の少女が歌っているとは到底思えない楽曲です。作詞作曲共にYoko B. Stoneさんが担当されていますが、歌詞を和訳するとなかなかエグいです。16歳が歌う内容じゃないです。興味ある方ぜひ歌詞調べてみてください。笑
5.Stay by my side
言わずと知れた名曲②です。「Secret of my heart」と同様、オリジナルバージョンとかなりアレンジが変わっています。
6.Can’t get enough ~gimme your love~「delicious way」収録曲です。英詞が増えていますが、日本語も残っていて、アレンジは日本版とほぼ一緒です。
7.Delicious Way
今作では表題曲にならなかった表題曲です(?)。
全英詞でアレンジもだいぶオリジナルと変わっています。
8.Love, Day After Tomorrow
言わずと知れた名曲③、原点にして頂点です。
全て英詞、アレンジも変更されています。
9.Stepping ∞ Out
「delicious way」収録曲、アレンジはオリジナルとほぼ同じで、歌詞は一部日本語を残して英訳されています。
10.Baby Tonight ~You & Me~
前と同じく「delicious way」収録曲、アレンジは変更なし、歌詞は全て英訳されています。
11.Baby I Like ~Extacy Vocal Mix~
M4のリミックス版です。
12.It’s All Right ~DJ ME-YA Radical Beat Mix~
「Baby I Like」のカップリング曲のリミックスです。この曲はオリジナル版が今作に収録されていないので、こっちの方が聞き馴染みある方多いかもしれません。
総評
収録内容としては海外盤「delicious way」、大野さんの曲はアレンジ違い、Yokoさんの曲はオリジナルのまま、という感じで少し曲順をいじった上で収録という感じでした。
なので詳しい内容は「delicious way」のレビューの際にまた書きたいと思います。
EX.
というわけで、存在だけをしゃべる感じになってしまったので、ここからは今まで一度もレビューしていない&残り2回でもレビューしない楽曲たち全て(抜けがあったらすいません)をランダム(僕の好きな曲逆順)でどんどんレビューしていきたいと思います!(なんならこっちが本体説)
永遠より ながく
一発目はこちら、33枚目のシングル一曲目です。
ちなみに2曲目は「Drive me crazy」でそちらは「FUTURE KISS」に収録されました。
この曲、財津和夫さんの提供曲で、僕の母曰く財津節が炸裂しているらしいです。イメージ的に「FUTURE KISS」未収録はしょうがないと思いますね。結果、倉木さんのシングル表題曲で唯一アルバム収録が20周年のシングルコレクションまで一切なし、と倉木さんのシングル曲でダントツの不遇さを誇っています(誇るものじゃない)。
まあ、僕がこの曲をこの位置に置いてる時点で察してください()。
愛をもっと
18thシングル「明日へ架ける橋」のカップリング曲です。先に言っておきますが一応好み順とは言ってますが、序盤は気分でコロコロ入れ替わるのでこの曲が好きじゃないとか言ってるわけじゃないです。
タイトルは日本語ですが、Yokoさん作曲なのもあってかなりR&B色強めな曲です。シングルで聞くと曲としては「明日へ架ける橋」と真逆の位置にある感じなので、お互い引き立て合うんじゃないかなと思います。
Rescue Me
12thシングル「Feel fine!」のカップリングです。
さわやかな表題曲と打って変わってめっちゃ暗い曲です。キャッチー、とは程遠い感じがしますが、サビのメロディが頭から離れなくなるのは僕だけじゃないはず。
All Night
9thシングル「always」のカップリングです。
これもまたバリバリのR&Bです。Yokoさんの曲が続いていますが、決して好きじゃないとかではなく、ただアクは強めですし、歌詞もアダルトなものが多くなるので何とも…。
What I feel
6thシングル「Reach for the sky」のカップリングです。なんだかすごくアメリカンな雰囲気を感じる曲です。コーラスにも黒人の方っぽい声がたくさん入っています。
Cuz you’ll know that you’re right
23rdシングル「ベスト オブ ヒーロー」のカップリングです。曲調としては「愛をもっと」からずっとR&B色濃いめの似たような感じです。正直言ってしまうとここら辺に書いてる曲って僕的にはクセが強すぎてあんまり聞かない曲なんですよね。もちろん決していい曲じゃないなんてことはないんですけど。
through the River
20thシングル「ダンシング」のカップリング曲、この曲は大野さんの曲で、今までと少し傾向が違うバラードになっています。歌詞は全て日本語でタイトルがちょっと意味深な感じな曲です。
Give me one more chance
13thシングル「Like a star in the night」のカップリングです。どうでもいいですがどっちも曲名が長いですね。この曲も少々ロック寄りなR&B曲ですが、作曲が大野さんなのでそこまでダークな印象はないです(というかYokoさんが書く曲がマニアックすぎる)。カッコいい曲ですが、この曲聞くために「Like a star in the night」のシングルCD買うというよりは「Like a star in the night」のアカペラバージョンの方が聞きたいですかね…。
Trying To Find My Way
4thシングル「NEVER GONNA GIVE YOU UP」のカップリングです。ふわっとした雰囲気の曲になってます。サビのところがなんかすごい倉木さんが一生懸命歌ってる感じがして可愛く感じます(誰目線?笑)。
gonna keep on tryin’
17thシングル「風のららら」のカップリングです。Yokoさんの曲でメロディも暗い印象はありますが、さっきまでの曲と比べると「風のららら」に合わせてかかなり爽やかめな曲になっています。Yokoさんの歌声がエロ(((妖艶な感じがしていいですね、汗。
Lover Boy
18thシングル「明日へ架ける橋」のカップリング曲です。2005年頃のシングルはカップリングが2曲入ってるシングルが何枚かありますね。今は配信シングルやDVDシングルが主体なせいかカップリングという言葉もあまり聞かないです。なんなら僕が倉木さんのファンになってから一度もカップリング曲出てないです(現在最後のカップリングは2014年リリースの2nd DVDシングル「Wake me up」の「always giving my heart」、CDに限れば2013年の「TRY AGAIN」以来出てない)。まあカップリングない分アルバムの新曲が増えるので無問題ですが。
話がだいぶそれましたが、この曲はカップリングには珍しくポップでキャッチーな曲です。いろんな曲を聞けるという意味で「明日へ架ける橋」のシングルは充実感がありますね。
Seven Nights
22rdシングル「Growing of my heart」のカップリングです。「7つの夜」というタイトルにぴったりの素敵なバラードです。
tell me your way
21stシングル「P.S♡MY SUNSHINE」のカップリングです。この曲も倉木さんの歌声が綺麗なバラードです。倉木さんのカップリングは9割バリバリR&Bかバラードになる説((((。
Natural
15thシングル「Time after time 〜花舞う街で〜」のカップリングです。この曲は個性的で、さっき書いた法則を覆してくれます。笑
ご存知の方いるかわかりませんが、倉木さんは"超ド天然"なので、この曲はイメージソングになっているかもですね。
Just Like You Smile Baby
2ndシングル「Stay by my side」のカップリングで、FC限定で発売されたリクエストベストにも収録されたかなり人気の高い曲ですね。そもそも「Stay by my side」のシングル売上はおよそ100万枚なので近年のシングル表題曲より聞いている人がよっぽど多いという感じはあります。
これ以降は僕の思い入れが強くなってくるので客観的な目線では1番好きということになります。たしかにダークサイドな曲の中では圧倒的に好きですね。
Simply Wonderful
5thシングルで、カップリングの「think about」は2ndアルバム「Perfect Crime」に収録されたのにこっちは収録されなかった謎の残るシングルです。クラブダンスっぽい曲なんですが、「Club edit」と「Radio edit」の2種類がありまして、シングルではどちらもオリジナルみたいな扱いになってますが、5周年、10周年、20周年のベストアルバムでは全て「Radio edit」が収録されているので、公式の見解としては「Radio edit」がオリジナルなようです。ベストアルバム収録回数は多いので「永遠より ながく」より不遇度は低いでしょうか(逆に存在すら忘れられそうな「Club edit」は真の不遇王…、今でこそ耳が慣れてしまいましたが、最初聞いたときは僕は「Club edit」の方が好きでした…)。
always giving my heart
さっきもちょろっと書きましたが、2nd DVDシングル「Wake me up」のカップリングです。タイトルにも曲調にも倉木さんらしさが滲み出ている曲になります。雰囲気としては「STAND BY YOU」っぽいかもしれません。まあそれもそのはず、どちらも作曲されたのは地味に今記事初登場の徳永暁人さんなわけです。
Moon serenade, Moonlight
19thシングル「Love, needing」のカップリングです。この曲については結論から言うと表題曲よりこっちの方が好きです(加えてこれの次に聞きたいのは表題曲よりも同時収録された「明日へ架ける橋」のバラードバージョンです)。なんなら徳永バラードの中でもかなりの上位レベルだと思ってます。ちなみに徳永さんの登場はこの2曲で終わりで、名前聞く頻度の割に大野さんやYokoさんに比べるとカップリングでの登場が少ないです。言われてみれば徳永さんの曲ってメロディラインがわかりやすい曲が多いのでシングル&タイアップ向きな曲が多いのかもしれません。
想いの先に...
25thシングル「白い雪」のカップリングです。
Yokoさんの曲ですが、そこまでR&Bっぽくなくて聞きやすい曲です。少しハリ気味な倉木さんの歌声がまたグッドです。
All I want
30thシングル「24 Xmas time」のカップリングです。切ないクリスマスのラブバラードですが、タイトルにマライア・キャリー味を感じます(倉木さんはマライア・キャリーさんのことが好きで、尊敬する歌手として挙げられることもよくあります)。冬のソナタで流れてそうな曲です(「ONE LIFE」収録の「one for me」でも同じこと言いました。同じ方が書かれた曲なので)
Double Rainbow
8thシングル「Stand Up」のカップリングで、なんとカップリングとしては異例で10周年記念のベストアルバムに収録されています。
この曲はハワイに伝わっているという「空に架かる二つの虹を恋人と見ると幸せになれる」という伝説を元に書かれた曲だそうです。
少し余談ですが、僕、根っこから根っこまでのフルダブルレインボーみたことあります。noteの記事にもしてあるのでぜひこちらをご覧ください。
(今読み返すとこの記事だけで倉木さんが好きなのが伝わってしまう。笑)
キミノコエ
1st DVDシングル「Strong Heart」のカップリングです。ここからは僕が明確に"好き"な曲について書いていきます。この曲は「OVER THE RAINBOW」でたくさん登場した「GIRGIO CANCEMIさんの提供曲で、なんなら「OVER THE RAINBOW」の時にNERDHEADの曲としれっと合わせて紹介しようとすらしてました。
とにもかくにも、この曲は倉木さんの超高音が綺麗かつ歌詞が切ないで最&高です。GIRGIOさんの曲は絶対数が少ないせいがあるとしても、神曲率高すぎです。また倉木さんの曲作ってほしいなとつくづく思います。ちなんでおくと、久々にGIRGIOさんのお名前を見た、倉木さんの後輩に当たる男性2人組デュオの「all at once」の「JUST BELIEVE YOU」も神曲ですね。ていうか作詞:倉木麻衣、作曲:大野愛果・GIRGIO CANCEMIって書いてある時点で神曲確定演出みたいなもんですけどね。all at onceの2人もめっちゃ歌上手で結構好きです。
ずっと...
29thシングル「一秒ごとにLove for you」のカップリングです。現時点ではGARNET CROW岡本仁志さん最後の提供曲です。
僕これ好きなんですよねー。AメロやBメロでなんだか切なげかと思いきや、サビはすごく明るい感じになって、「だからずっとずっと君を愛し続ける たとえ何が起こっても」と、前向きな気持ちであることがわかります。ラストサビでキーが上がるのもナイスです。
Winter*Swear
22ndシングル「Growing of my heart」のカップリングです。倉木さん、冬の歌はたくさんあってどれも美しい曲なんですが、これはすごいアップテンポなのに、冬の恋に似合うというか、ドラマチックで好きなんです。
個人的な話になるですが、高校生の頃、ちょうど冬に通学路歩きながらこの曲を聞いていたら雪が降り出す、なんてロマンチックなこともあってからか、とてもお気に入りな一曲です。倉木さんの歌声の透明感もハンパない。
thankful
11thシングル「Winter Bells」のカップリングですが、もともとは7thシングル「冷たい海/Start in my life」の一曲目になる予定だったそうです。シングル候補として納得のクオリティで、先述のリクエストベストにも収録されています。この曲はYokoさんの曲ですが、Yokoさんの提供曲の中でも最高傑作の部類に入るのではないかと思いますね。
昨年配信されたクリスマスライブでは、特別枠で「Reach for the sky」と「Stay by my side」と共に歌唱されましたが、これがなんと、リリース後実におよそ20年にして初の歌唱となりました。
This is your life
3rdシングル「Secret of my heart」のカップリングで、もとは4thシングルの候補曲でした。リクエストベストに収録されたという点も含め、「thankful」と合わせて超人気の神カップリング曲として有名かと思います。
倉木さんらしい詞と透き通る歌声、大野さんのあいも変わらず儚げで美しいメロディ、それを1つに束ねるサウンド、どれを取っても神です。なんなら僕は「Secret of my heart」より好き、というか倉木さんの曲で好きな曲トップ5は固いです。
もうこの曲は倉木さんのアルバム何枚か聞くくらい好きなんだったら絶対聞いてほしいです。
ふわふわ
さっきから何度か登場しているリクエストベストにて唯一音源化されている楽曲で、唯一の倉木さんが作曲された曲です。元気も出ますし、倉木さんらしさもあってで素敵な曲です。ちなみに僕はリクエストベストは持っていませんが、FC限定のバースデーライブのDVDは滑り込みで入手できました(リクエストベストは中古CDショップやらなんかでずっと狙っています…、ただ一つ思うのは中古品って、自分が手に入れられるのは嬉しいですが、その代わりに自ら倉木さんのCDを手放している方がいらっしゃるということでもあるので、それは少し寂しくなります)。
最後に
というわけで今回は海外版の「Secret of my heart」をはじめ、たくさんの曲のレビューを一気に書いてみました。入手困難な曲が多いですが、もし気になる曲があったら探してみてください!
あと2回、頑張って書いていきたいと思います。
P.S.
倉木さんとは全然関係ない話なんですが、昨日11/23、超特急のライブ「DANCE DANCE DANCE」に行ってきました!めちゃ楽しかったです。ライブレポの記事あげようか考えましたが、フォロワーさんに書いてる方もいらっしゃって、倉木さんの記事もあと少しで終わるところに割り込むのもなんだかな?と思ったり、大阪公演も遠征行くし、といろいろ考えて、今回はレポはなしにします。行ったという報告だけここでさせてください。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました!またお会いしましょう^_^
もしよろしければサポートよろしくお願いします。サポートでいただいたものは何か新しいことに挑戦するときに使わせていただきたいと思います。