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舞台ギヴン感想

こんにちは!
今回は僕のnoteでは半分恒例、となりつつも久々の観劇の感想記事を書いていこうと思います!

というわけで今回観劇させていただいたのは、
「舞台ギヴン」
です!!

観劇の理由としては、今年1月のバトリズムステージINITIO以来割とガッツリ目に推させていただいている、須永風汰さんの出演作品だからです。

漫画・アニメ原作の2.5次元作品だそうなのですが、僕は今回敢えて原作には一切触れずに(1番の理由はネタバレとか無しで物語を楽しみたい、ではありますが、正確には原作をゆっくりチェックする暇がなかった、かもです。ごめんなさい)、ほんの少しの前情報(どうやらBLらしい、ということだけ)のみを携えて観劇させていただきました。

※ということを前提として感想を書いていくので、原作ファンの方からしたら、お見苦しいものになってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
また明日以降の公演を観劇される予定の方、以下ネタバレを含む記事になるかと思うので、読まれる際はご注意ください。※

では早速書いていきますが、何から書こうかな。
本当に盛りだくさんな3時間で、でもあっという間で、どう言葉にしたらいいのかイマイチわからないです。どうやら僕も言葉にして伝えるの苦手みたいです()。

まあ、単刀直入に言いますか…。
BLって、結構いいですね。
別に偏見とかがあったわけじゃないんですけど、そんなに興味なかったんですよね。
でも普通の男女の恋愛として描くとドロドロして昼ドラみたくなってしまいそうなものが、何とも純粋に見える魔法みたいな効果があるような気がします。

まあ僕はストレートな恋愛ものより、男同士の友情物語が好きな場合が多いので(バトリズムや仮面ライダーなんかが良い例)、それの延長線とも取れるので、納得といえば納得ではあります。
でも(BLに限らず)Hなシーンはあんま見たくないかな((((、別に苦手というわけではないんですが(ゆうて普通の男なので)、なんか見てると恥ずかしくなっちゃうんですよね。

素直な疑問なんですが、BLって現実起こりうることなんですかね。僕は男子校出身ですが、そういう話(少なくとも僕含め僕の周りでは)一切なかったんですけど。変な意味ではなく、さまざまな気持ちを知りたいという純粋な好奇心という意味で興味はあります。

まあそんな僕のBL遍歴(?)は置いておいて、とにもかくにも、僕の初BL観劇作品(以前の「コント×超特急」をBLとするかどうか微妙なところですが笑)が「ギヴン」でよかったって思ってます。もう今原作見たくて(もっと言えば舞台ギヴンが見たくてロスっている状態)しょうがないです。
それくらい充実した最高に楽しい3時間(を、初日と2日目とで3公演見たので合計9時間)でした。
生バンドのフル演奏を2曲も、間近で、最高の音質で、しかも物語と一緒にこんなにも味わえる作品は他にないと思います。

涙なくしては見れない作品だと思うのですが、僕はストーリー追うのが精一杯だったのと、内容が内容なだけになかなか感情移入ができなかったので(恋愛経験がそもそも少ない上にBLという、少し特殊なテーマなもんで)、ストーリーパートではほとんど泣きませんでしたが(珍しい)、それ以上に、生バンドの、心を震え上がらせるような、めちゃくちゃ響く演奏に心奪われて、ライブシーンで泣きました(結局泣く。笑)。
あとあれですね。これ多分後々Blu-rayとかで見ると思い出補正とかまで乗って涙腺崩壊するやつですね。Blu-rayが届くのが今から楽しみで仕方がありません!笑

物語としては、佐藤真冬さとうまふゆ(有馬爽人さん)と上ノ山立夏うえのやまりつか(澁木稜さん)の2人の高校生がギターをキッカケに出会い、立夏が所属していたバンドに真冬が入ることに。バンドのメンバーで真冬と立夏に比べると少し大人な中山春樹(須永さん)と梶秋彦(川上将大さん)との関わり合いを中心に物語は展開し、真冬と立夏、春樹と秋彦、それぞれの恋愛模様が、周りの人たちとの細かな人間関係と共に、人間性の成長とバンドの成長が、音楽に乗って繊細に描かれる、という(BLであることを除けば)王道鉄板の青春ストーリーです。本編中2回ある、俳優の皆さんが長い年月をかけて仕上げられた、本気で本物の生バンドセッションは手に汗握る、最高のパフォーマンスでした。そしてなによりも「冬のはなし」「夜明け」どちらも名曲すぎる…!

まあ多分、コミックやアニメ、映画などのさまざまなものを詰め込んだからだと思うんですけど、とにかく場面転換が多くて、何も知らない身からするとついていくのが大変でした。その中で、登場人物の心情や、その変化がものすごく丁寧に描かれていたのが、すごいな〜と(語彙力)、思ったところです。
次は「ギヴン」の4人について、それぞれ感想書いていこうと思います。

まずは須永さん演じる春樹について。
春樹は作品内でも言われていた通り、「凡人枠」かつ「調停者枠」、最年長としてバンドを支えるために人一倍頑張っている努力家さんです。
長髪と髭、そして最年長という設定も相まって、須永さんと違って(?)めちゃくちゃ大人でクールな男だと勝手に思っていたのですが、実際見てみるとそんなこともなくて、コミカルで可愛い部分もある親しみやすい人なんだな、と。
大人と男っぽい部分と、須永さんらしい(?)可愛い部分が上手く融合して、ギャップ萌えまでもしてしまう魅力的な人物になっていました。

続いて秋彦、この人は後半の物語の中核を担う人物ですが、何とも難しい気持ちをお待ちの方ですね。"漢"という感じもするのに、ベタベタだったり、ツンデレなのかと思いきや、少し経路が違うような気もして、なかなか掴みどころのない人だな、という印象でした。
でも秀才の目の前にいきなり天才が現れて打ちのめされる、っていうことの辛さ、理不尽さ、そんな気持ちは痛いほどわかる気がします。

次は真冬についてですが、真冬は主人公なだけあって、1番人間的な成長が感じられます。前半ではなかなか自分の気持ちを表現できずにいたのが、立夏に思いを伝え、わかり合ったことで、新たなステップに進んで、前半とは全く意味合いの違う歌を作り出すんです。後半ではコミカルなシーンも増えて、急に毒舌になったりするのもよかったです。そしてなによりも、真冬演じる有馬爽人さんの声が綺麗すぎる!しゃべる声は今にも消えてしまいそうな、澄み切った声ですが、ライブの声は力強くなって、本当に物語の中で言われている通り、叫びにならない叫びのような、胸を熱くさせる歌声でした。

そして最後は立夏です。立夏を最後に持ってきたのは、舞台を見て、作品の中での僕の"推し"が立夏だと思ったからです。なんかこの、熱血タイプの少年キャラが僕は意外と好きみたいです(前例、ジン)。笑
作中、立夏が真冬のことを「捨て犬みたい」と言っていましたが、こっちから見れば立夏、お前の方がよっぽど犬っぽいぞ、って思いながら見てました。なんだか真冬への思いの伝え方の不器用さがきゅんときました。真冬以上に自分の気持ちに真っ直ぐなのがすごいよかったです。
春樹と秋彦の話に比べると真冬と立夏の方が高校生で若い分、大人のしがらみみたいなのがあまりない、純情な感じがしたので僕はそっちの方が好きかな〜、という感じです。
あと、個人的に1番印象に残っているのが、立夏の
「人の心は弦に似ている〜〜」
というセリフですごいお気に入りです。
あとあれですね。本編とはあまり関係ないですが、「バンド内恋愛○ね」の映像と立夏の私服がツボでした。動画の方はマジで一生見てられそうなくらい面白かったし、私服の方はめっちゃ可愛くて、マジでストライクゾーンでした。僕が着たい。真剣にブランド教えてほしい。笑
演じてる澁木稜さんもイケメンでめっちゃ立夏に合ってましたし、という感じで、推しになるための要素が大体揃ってるわけですね。なんなら澁木さんが気になり出してSNSチェックしました。バンドの音楽活動もしていらっしゃるそうで、ライブ行ってみたいなと思ってしまいました(観劇するたびに推しが増えるのなんとかなりません?ああ真冬になりたい(は?笑))。

少々お見苦しい文になってしまったこと、ここでお詫び申し上げます()。
何度も言うんですけど、生バンドのライブシーンが本当によかったんですよ。それぞれ楽器を演奏している立夏、春樹、秋彦の3人がマジでかっこよすぎでした。秋彦はドラムで奥にいたのでそこまでよく見えなかったのですが、春樹と立夏のベースとギターの演奏がマジで鳥肌立つほどエグかっこよかったです(顔がいい分僕が知ってるプロのバンドマンを全て圧倒するカッコ良さを誇っています(あくまで個人の意見))。めちゃくちゃ決まっている3人とは逆に、真冬の慣れてない必死な感じが引き立てれていて、まさに物語の中のバンド感があって、それもまた素晴らしかったです。

…って感じですかね。まだ書きたいことはたくさんある気がしますが、それは胸の奥にしまうなりなんなりしておきます。笑
たった3公演しか見ていないのにもうロスってるのなんなんでしょうね。やっぱりメンタル弱いんでしょうか。目指せ鋼のメンタル!!!

以上、舞台ギヴンの感想でした。
ぐちゃぐちゃな文で長ったらしくなってしまいましたが、読んでくださり、ありがとうございました^_^

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