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ガイギンガCUPの振り返りと備忘録〜AD環境〜

皆様、ガイギンガcupお疲れ様でした!

前期はたくさんランクマッチをして3期ぶりに最終top100をとることができたので自分の記録用として、感じたことや考えたこと、使った構築を書き残そうと思います。
メインで使った【シータモルト】の構築や考え方の記述が多めになります。

役に立つようなことはあまり書けないと思いますが、少しでも目を通していただけると嬉しいです。

※表記の約束
デッキタイプは【デッキ名】と表記します。
凡例:【赤黒MRC】
カード名は《カード名》と表記します。
凡例:《超天星バルガライゾウ》
文章がまだるっこしくなるのを防ぐため、カード名については略称も用いる場合があります。略称で書く場合は地の文のまま特に装飾せずに書きます。


環境の雑感

《母なる大地》のマナコストに変更がありましたが前期から環境に大きな変化はなく、流行度を加味した環境トップtierレベルのデッキは【赤黒MRC】【青単ツヴァイ】【シータ刃鬼】【シータモルト】の4種類で、それらに続く形で【バルガライゾウ】【白緑アガサ】【白単サザン】が存在するという印象でした。
最終報告をぱっと見た印象でも、多くの方がここで上げたデッキのいずれかを使用していたのではないでしょうか?
以下では主に筆者の使った【シータモルト】の構築の変遷をメインに書きます。おまけとして使ったデッキのリストも貼っておきます。

筆者の使用デッキ

【赤黒MRC】
チャージャー型、クリーチャー・ワンショット型、クリーチャー・アタキャン型
【シータ刃鬼】
【バルガライゾウ】
【シータモルト】
ドン吸い型、未来設計図型、前寄せ型
【???】

【シータモルト】構築の変遷

未来設計図型

最初に組んだリストです。《未来設計図》を採用して《龍覇 グレンモルト》を安定して拾うことをコンセプトにして組みました。初動の安定感や全体的な動きの安定感が高く、使用感は悪くなかったです。
使っていて気になった点は、やはりトリガーの薄さです。同型対決で4枚しかない《終末の時計 ザ・クロック》頼みであるのは心許なく、【シータ刃鬼】の《不敗のダイハード・リュウセイ》が重いなど問題点がだんだん気になるようになりました。
私の中で決定的だったのは同型対決で《ドンドン吸い込むナウ》入りの構築にラス盾吸い込むでジャスキルを止められた試合で、その試合の後に吸い込むを採用することにしました。

吸い込む入り①

1600まではこのリストを使ってました。
トリガーを増量したことで同型での盾勝負になった際の安心感が増して精神衛生上よかったです。
吸い込むを採用したことで、【シータ刃鬼】に対して戦いやすくなったり、かなり厳しい対面だった【白緑アガサ】に対しての勝率がかなり改善されました。
その後【???】でレートを溶かして、再び【シータモルト】を握りなおす際に構築の見直しをしました。

最終形

初動の枚数が少なく安定感にかけていたため《天真妖精オチャッピィ》2枚を《霞み妖精ジャスミン》に変更しました。また【赤黒MRC】対面以外で腐りがちだった《サイバー・N・ワールド》を1枚《超次元ボルシャック・ホール》に変更しました。
このリストで1540ぐらいから最終レートの1659までレートを上げました。
いずれのリストにも共通している考え方として、《超次元ボルシャック・ホール》《超次元エナジー・ホール》《超次元フェアリー・ホール》以外のカードが先に決まり、色の枚数調整として、どれを何枚採用するかを後から決めていました。

前寄せ

ランクマで当たったリストを目コピして組んだものです。上振れ力は一番高いと思います。少しだけ使いました。

最終型リストの各対面相性とプレイ方針

※この項のみカード名の略称が多くなりますがご了承ください。

最終型

対【赤黒MRC】
Nワールドを採用している関係上有利だと思います。
この対面で重要なのは相手のハンデスでNワールドを落とされないようにすることです。Nワールド1度通すことができれば基本的にはほとんど勝てます。そのためマナ加速を焦らず、手札をキープするため先手後手に関わらず基本的に2ターン目にブーストはしません。3-5-6で動いてNの着地を目指します。
5マナでリュウセイホールを撃てる時、先4の場合はパンツァーを出します。基本的に先4のパンツァーは処理されないため1ターンは確実に生き残ることができます。後4の場合は勝利リュウセイとパンツァーで選択になります。リュウセイホールがない場合はアンタッチャブルをばらまいておきましょう。
Nワールドが出せた場合はそのまま適当に殴っても勝てると思います。Nワールドが引けない場合はモルトでガイハートの龍解を目指しながら攻めていくことになります。この際、リーサルが止まってしまった場合はガイギンガを安易に寝かせてはいけません。相手が安全にガイギンガを処理する手段がMRCでトンカチするしかないので、ガイギンガは起こしたままトリガーからのカウンターを狙います。特にこちらのクリーチャーでアンタップされているのがガイギンガだけの場合、相手が誤ってデスゲートを唱えてしまったときにうっかり追加ターンをもらえたりします。

対【青単ツヴァイ】
有利だと思います。理由としては6打点そろえた時点で基本的に勝ち確なことと、相手にクロックをケアする手段がないため、どこまで行ってもクロック条件が残ることなどがあります。
基本方針は簡単で、相手の盤面を処理しながら6打点揃えるだけです。小型ブロッカーが邪魔なので殴れるクリーチャーよりも優先して処理していた気がします。(このプレイが正しいかは怪しいです。)先4のリュウセイホールでは3000破壊+勝利ガイアールではなく3000破壊+勝利リュウセイをプレイします。勝利ガイアールを出してトンカチすると返しのエリート+ジャバジャックで殴り返されるからです。後手の場合は3000破壊と勝利ガイアールを使うことが多かったと思います。
相手が先にリーサルに来た場合はクロックでカウンターしましょう。

対【シータ刃鬼】
体感では微有利だと思います。
特別に意識することはあまりなかったと思います。安易にアンタッチャブルをバラまいて温泉湯あたり地獄で地獄を見ないように気を付けましょう。

対【シータモルト】
採用しているカード次第ですが基本的には5分だと思います。ただ、バトリベンジを採用している場合、同型対決では大きく有利になります。同型ではプレイヤーの練度よりも先手後手とトリガー運によって勝敗が決まることがほとんどです。先に盾を割ってお祈りしましょう。

対【バルガライゾウ】
不利~微不利だと思います。
先手の場合、こちらがマナカーブ通りに動くことができれば、1枚程度のトリガーは許容しつつ先にリーサルまで行くことができます。
一方で後手の場合はかなり厳しく、相手の回り方次第ですが、トリガーを1枚でも踏んでしまうと相手の9マナのアクションがこちらのリーサルよりも先になるケースが多かったです。
相手が初動を引けているかどうかと、相手の盾次第で勝負が決まることが多くあまりやりたい相手ではありませんでした。
個人的なことですが、前期は【バルガライゾウ】負けすぎて、ライゾウ使ってる人みーんな明日の朝起きたら首を寝違えてればいいのに!!!って思ってました。

対【白緑アガサ】
不利~微不利だと思います。ドン吸い採用以前はかなり厳しい対面でしたが、ドン吸いの採用によりミルザムの除去が簡単になったため大幅に相性が改善されています。
特に先攻の場合は青銅→勝利リュウセイ→モルト&ガイハートと動くことで基本的に相手のアガサの着地よりも先にジャスキルを作ることができるためトリガー天門要求になります。
後手の場合はアガサの着地前になるべく盾を削っておくために、ためずに序盤から積極的に攻めていました。(これあってますか?)

対【白単サザン】
有利だと思います。
この対面は盤面を処理しつつ打点を並べていくことが大切です。特に将龍剣ガイアールと勝利ガイアールを絡めると一度に複数の盤面処理ができるため、本当にガイハートで走るべきなのかはよく検討する必要があります。
相手にエバーラストへの龍解を許してしまう展開になった場合は、ガイアールオレドラゴンを目指してプレイすることが多かったです。
また、白単側はクリーチャーを処理する手段が基本的にタップキルしかないためパンツァーを出して勝利リュウセイと勝利プリンでビートダウンするプランを頭の片隅に入れておくといいでしょう。

おまけ

【バルガライゾウ】

らいぞうだーいすき♥

レート1600付近から【???】を使用して8連敗して一瞬でレート1500付近まで落ちて腹がったので、怒りのあまり【バルガライゾウ】を使ってしまいました。
もともとは《「修羅」の頂VAN・ベートーベン》が入っていましたが、必要な対面が少ないと判断して、そこに入れ替わる形で《ボルシャック・スーパーヒーロー》を採用しました。
《ボルシャック・スーパーヒーロー》は小型クリーチャーを並べる【青単ツヴァイ】と【白単サザン】だけでなく、【シータモルト】のアンタッチャブルバラまき等にも強く、環境デッキの広範な範囲に刺さり非常に使い勝手が良かったです。
【バルガライゾウ】に刺さるメタカードとして《制御の翼 オリオティス》がいますが、使われた印象としてはそこまで嫌ではありませんでした。理由の1つとして相手が早いターンにオリオティスを展開してくれるお陰で、アカギ、ミツルギ、スーパーヒーローなどで簡単に除去できたことが挙げられます。オリオティスでライゾウの対策をする際は、ライゾウの着地前ギリギリまでオリオティスをキープする、あるいは複数枚オリオティスが引けている場合は1枚目をおとりとして出して除去させてから本命の2枚目のオリオティスを通すというプレイングが有効だと感じました。

【シータ刃鬼】

VANベートベンで盤面とんねんww

対面する高レートの人が使用していることが多かったので試しに使ってみました。前弾環境からの変化は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》が入った点です。全体的なデッキパワーが上がっただけでなく、《お清めトラップ》の使い回しが可能になったため《サイバー・N・ワールド》を採用せずとも【赤黒MRC】の対策ができるようになりました。
刃鬼から出すハンターは《不敗のダイハード・リュウセイ》3枚、《永遠リュウセイ・カイザー》2枚、《勝利宣言 鬼丸「覇」》1枚のバランスが使用感的に良かったです。
主に【青単ツヴァイ】の対策として採用されている《翔天と天恵の声援》《モエル 鬼スナイパー》は人によって《ボルシャック・スーパーヒーロー》や《温泉 湯あたり地獄》などを採用している方もいて、好みが出る部分だったように感じます。
私の構築の反省点としてはピン採用の《サイバー・N・ワールド》は《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の方が良かったかもしれないという点と、超次元ゾーンの《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>》は使うことがほとんどなかったため《勝利のガイアール・カイザー》の2枚めでも良かったかもしれないことが挙げられます。
少しだけ使ってみた使用感や今季の結果を見た感じでは【シータ刃鬼】というデッキ選択は悪くなかったように思います。ただ、【シータモルト】に比べて試合時間が長くなってしまうことから今回はメインデッキにはなりませんでした。

【赤黒MRC】ワンショット

特に言う事無し

アタキャンして盤面をつくる型は試合時間が長くなる傾向にあり、それ嫌だったため少しだけ使いましたが、《終末の時計ザ・クロック》がケアできないのがやはりネックでした。もちろんいい点もあって、体感ですが、アタキャンする型に比べて【青単ツヴァイ】【白緑アガサ】【バルガライゾウ】に対して戦いやすかったです。

【赤黒MRC】チャージャー型

定番のやつ

【シータモルト】などの《サイバー・N・ワールド》を採用しているデッキに対してクリーチャー型よりも戦いやすい印象でした。
呪文の探索濁りが気になりました。特に《超次元ライデン・ホール》が撃てずにアタキャンができないのが致命的になることがストレスでした。
【赤黒MRC】同型対決は墓地を肥やす速度が速いため有利な気がします。
それから今更ですが、Nワールドを出してくるデッキに対して3チャージャー、5ホール呪文+ヴォルグと動くより、3チャージャー、5チャージャー、7ホール呪文+ヴォルグ+MRCという動きを狙ったほうがたぶん強いと気づきました。

【赤黒MRC】アタキャン型

定番のやつその2

【赤黒MRC】を使うならこれかなーと思いつつ、きちんと回せる自信がなかったため却下。
《サンダー・ティーガー》2枚採用の人が多かったようです。おそらく《超次元ライデン・ホール》から《サンダー・ティーガー》を2体出して《制御の翼 オリオティス》を除去したり、2面処理をするためだと思われます。

【???】

このデッキどうですか?

これもランクマで対面した人がオリオティス入りのドロマーエイリアン??みたいなデッキを使っていて面白そうだったので自分なりに真似て組んでみたリストです。
ぱっと見で【青単ツヴァイ】と【赤黒MRC】には結構勝てそうに見えませんか?
使ってみた結果から言うとめちゃくちゃ弱かったです。ぜっっっったいに使わないでください!!!

今後のAD環境の展望

AD環境の今後の展望予想を少しだけ書いて終わりにしようと思います。
今のAD環境は、呪文主体の受けデッキ(主に天門と祝門など)が厳しい環境です。そしてその状況は今後も続くと予想しています。呪文主体の受けデッキが厳しい理由は明確で、ともに環境での使用率が高い【青単ツヴァイ】の《超新星マーキュリー・ギガブリザード》と【バルガライゾウ】の《偽りの王 ナンバーナイン》が重たいためです。これらのカードはそれぞれのデッキが順当に回ると《ヘブンズ・ゲート》や《ウェディング・ゲート》を唱えるよりも先に着地するため、なすすべなく簡単に負けてしまいます。また《制御の翼 オリオティス》の流行も向かい風です。さらにこれらのデッキは【赤黒MRC】対面がやや厳しいなど、多くの向かい風にさらされており、今後の環境で幅を利かせてくることは考えづらいです。
そのため今後も自分の動きを押し付ける、【青単ツヴァイ】【シータモルト】【赤黒MRC】などが環境の中心であり続けると思います。
その中でも【シータモルト】は互いの相性的に相対的な立ち位置がよく、決定版と言えるような完成されたリストが存在しないため、今後の研究次第でさらなる活躍が見込めるデッキだと思います。
新弾で新たなデッキタイプがAD環境のメタゲームに食い込んでくることに期待したいですね。

おわりに

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました!
それでは、またの機会に。サヨナラッ👋


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