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「仕事ばかりしているワーカホリックは、わずらわしい夫婦関係、親子関係、友だちづきあいから逃げていることに気づくべきである」

仕事を言い訳にしている人

深夜まで会社に残る、休日出勤をする。

そんなワーカホリックは、「仕事だから仕方ない」「忙しいのだ」と言い訳をします。

しかし、アドラーは「愛の課題と、交友の課題を避けているのだ」と指摘します。

人生の三つの課題

アドラー心理学では人生には三つの課題しかない、と考えます。

「仕事の課題」「交友の課題」「愛の課題」です。

そして、後ろに行くほど人間関係は濃密になり、課題はより困難になると言われています。

ワーカホリックは仕事の課題に逃げている

年がら年中「忙しい、忙しい」と働いてばかりいる人は、一番楽な仕事の課題に逃げ込んで、交友の課題と愛の課題から逃げているということです。

仕事の課題ならば、対人関係がうまくいかなくても何とかごまかせる。
しかし、交友の課題と愛の課題はごまかせません。

すぐに化けの皮が剝がれてしまう。

だから仕事に逃げるのです。

私も家に帰りたくなかった

私も一度目の結婚生活では、まさに仕事の課題に逃げ込んで、愛の課題から逃げていたと振り返ることができます。

本来、安らぎの場所であり、仕事で疲れた心身を癒す場所である自宅は、そのような場所ではありませんでした。

元妻との関係はギクシャクし、同じ家にいながら別々の場所で過ごしており、とても早く帰りたいと思える場所ではありませんでした。

なので、仕事が終わっても真っすぐには帰らずに、遅くまで営業している書店などに寄って、少しでも家に居る時間を短くしていました。

愛の課題から逃げていては、失敗するのも当然だと思っています。

お互いを尊重する

今は、仕事が終わったら真っすぐ帰宅して、妻との時間を楽しんでいます。

お気に入りのお笑い番組を見て、二人で腹を抱えて笑ったり、日本ハムの試合や大相撲中継を見て、一喜一憂しています。

その一方で、自己研鑽のために勉強する時間、オンラインゲームを楽しむ時間など、お互い一人の時間も大切にしています。

なかなか外に遊びに行くのが困難な情勢ですが、だからこそ、お互いを尊重し合い、おうち時間を楽しく過ごすことが大切だと思います。

ワーカホリックは、友人と異性を避ける生き方。失敗もしないが楽しみもない。


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