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「結婚は、あらゆることが思い通りになる天国ではない。結婚の課題は、通常の対人関係の課題となんらかわらない。夫婦は、相手を喜ばせることを喜びにしなければならない」

結婚は天国か?

「愛と結婚を、あらゆることが欲求通りに起こる天国であると考えるのは違っている」とアドラーは言っていますし、その通りだと思います。

しかし、相手のルックスや社会的地位などにのぼせ上り「恋に落ちた」カップルは「結婚は天国であるに違いない」と思いがちです。

恋愛と通常の対人関係をあたかも別物であるかのように勘違いしてしまうのです。

結婚の現実

しかし、結婚生活を長く続けた人はわかるはずです。
アドラーの言うとおりだと。

一度目の結婚生活を17年間続けて、挙句の果てに失敗した私にも良くわかります(苦笑)

「恋に落ちる」ようなトキメキは、わずか数年(数か月?)でメッキがはげてしまいます。

その先の長い夫婦生活を幸せに過ごすには、互いを思いやり、自分のこと以上に相手のことを大切にするしかありません。

まさに、通常の対人関係における成功の秘訣と同じです。

当たり前ではない

結婚生活を長く続けていると、食事の支度をすること、掃除・洗濯をすること、育児や家族で旅行をすることなど、やって当たり前になってしまうのです。

相手に対する感謝の気持ちはどこかにいってしまい、やってくれないと「何でやってくれないの?」と、感謝より先に不満が出てしまいます。

やって当たり前ではなく、やってくれてありがとう、という気持ちが大切なのに。

パートナーは仲間

アドラーは「夫は妻にとっての仲間でなければならない。そして、妻を喜ばせることを喜びにしなければならない。それぞれのパートナーは、自分自身よりも相手により関心を持たなければならない」と言いました。

アドラー心理学に出会ってから二度目の結婚をした私は、常に自分よりも妻に関心を持ち、どうしたら妻を喜ばせることができるのかと考えるようにしています。

ストレスを与えない

私たちは共働きなので、少なからず仕事でのストレスを抱えています。

なので、家庭ではお互いにストレスを与えないようにしています。

これも、自分自身よりも相手を優先するという気持ちがなければ実践することができないと思います。

双方向でこそ

自分よりも相手を優先することは、どちらか片方だけが実践してもうまくいきません。

夫婦が双方向で、相手のことを優先することが、結婚生活を幸せに過ごす秘訣だと確信しています。

そして、一緒に泣いて、一緒に笑っていれば間違いないと思います。

結婚を天国だと勘違いしないようにしよう。仲間と同じように接しよう。


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