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「劣等コンプレックスとは、弱さを言い訳にして本来なすべきことから逃げること。人生の嘘である。見かけの因果律である」

劣等コンプレックス

劣等コンプレックスとは「強い劣等感を原因とて『これ以上失敗したくない。傷つきたくない。』と、できない言い訳を探してひけらかし、課題への取り組みを避けること」です。

アドラーは「『AだからBできない』という論理を多用すること」を劣等コンプレックス呼びました。

そして、このAとして、遺伝、才能、過去の体験、神経症などを例示し、「これは見かけの因果律である」と断じました。

できない理由

人はできない言い訳をかき集めて、それを理由として、人生の困難な課題から逃げるのです。

私も、「家が貧しいから」を言い訳にして、「大学進学」という人生の課題から逃げ出した経験があります。

できない理由は簡単に見つかります。
なので、逃げ出すのも簡単なのです。

課題はなくならない

目の前の課題から一時的に逃げることはできます。

しかし、その課題は消えてなくなるわけではありません。

私も50歳を過ぎてから、「大学進学」という課題に向き合う決意をして、働きながら通信制ではありますが、現在「放送大学」で心理学を学んでいます。

どうやったらできるのか

「仕事の課題」でも、日々乗り越えなければならない課題が、次から次へとやってきます。

そこでありがちなのが、できない理由を並べて、課題解決から逃げてしまうという行為です。

先ほども書いた通り、課題は消えてなくなりません。
なので、私は課題と相対して逃げ腰な部下に対して、「どうやったらできるのか考えてみよう」と思考転換を促しています。

やるかどうかは本人次第

あとは、やるかやらないかは基本的には部下の課題なので、会社に対して著しい損害を与えない限りは、本人の自己決定性に任せています。

「日常業務が忙しいからできない」
「事務長が助けてくれないからできない」
「自分にスキルが足りないからできない」

などなど、できない理由はあれこれ出てきます。

肝心なことは、できない理由を並べる「劣等コンプレックス」に逃げないで、どうやったらできるのか考えて、自分が実行するということです。

できない言い訳をひけらかして逃げる「劣等コンプレックス」を手放そう。


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