マスクなど医療防護具、中国頼み 輸入の8割に急増


医療用PPEの需要が世界的に増加する中で、その生産を担う場所が必要である。急増分に対して最速で対応できたのが中国で、各国は中国の生産に頼っている状況だ。


【注目ポイント】

・需要急増時に誰が応えられたのか:中国。やはり緊急時に国を挙げての大きな舵切りのスピード感は早い

・供給国の一極集中:各国需要が増える中で、国内で対応できない増加分を、中国の増産に頼っている

・外交の切り札としての貿易:一国が必需品の生産寡占状態になることで、誰もが生産国の発言を聞かなければならなくなる

・国内増産は中長期的に供給過多の可能性:国内増産を目指すも、中長期的には需要が減少し、供給過剰が起き、価格競争が激化する可能性


【だから何】

例えば組織の中で有事の際に最もスピード感をもって対応できる人がいたらその人の価値は上がる。他の人ができないことができるから、いいことである。組織にとってもありがたい。その先の、組織全体の利益の教授に安心感があるかどうかは、信頼関係の有無によるものなのだろうか。

国と国の関係も組織と組織の関係。ひいては人と人の関係性。どこまでそれは近づけるのだろうか。


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