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異常降雨、アジアに脅威 経済停止リスク年8.5兆ドル
【背景】
・地球温暖化による自然災害の増加がアジア経済の脅威になってきた
・異常降雨など自然災害の増加だけでなく、インフラの未整備も被害を増大させている。
【事実】
・雨量の増加が水害リスクを高めている
└温暖化で大気中の水蒸気が増えているからか。
・河川水害だけでなく、海面上昇による海洋沿岸部の水害もある
【結果】
・世界で河川水害などにより経済活動が停止する恐れのある場所の経済規模は、2030年時点で年間17兆ドル(約1770兆円)になる
└そのうちアジアは約半分
・未整備の災害インフラが被害を拡大させている
ex)インドムンバイでは洪水時に蓋が外れたマンホールや溝に落ちて死者が出る。
└インドの大都市では英植民地時代の19世紀に造られた街路、水路、地下排水路がほぼそのまま使われている。ムンバイの地下排水路網については刷新・増強工事が05年に始まったはずだがいまだ完工はおろか、排水能力向上の成果も上がっていない。「工事予算の半分は役人や元請け業者が懐にいれてしまうので施工業者は部材や人件費を削るしかない」
【So what】
・地球環境の問題が直接の影響を与える段階に既に入っている。すでに未来の問題ではないことを感じた。
・インフラへの投資も、長期的に考えると得であったとしても、短期的には効果を感じにくいため、進まないのだろう。
長期的に考えることができる人が得をして、短期的にしか考えられない人が知らないうちに被害を被る、これは仕方がないことで終わらせてしまってもいいのだろうか。カンボジアを訪れた際に感じた不条理と、同じような気持ちになった。
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