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経済成長が招く軍事緊張 世界の武器貿易、冷戦以来の増勢
【背景】
・中東や東南アジアなどの新興国が経済成長を背景に購買力を高めて軍備の増強に動いている。
・輸出国の変化。米ロ以外の新興勢力も育った。韓国、イスラエルなど。
└日本も14年に武器輸出禁止の原則を見直し、平和への貢献の制約を付けて開始するも、契約数はごくわずか。
・輸出先も冷戦時代から大きな変化あり。
米→サウジアラビアなど中東、オーストラリア韓国日本など友好国(直接関与で負担負わず、武器輸出で同盟国の能力を高めようとしたともいわれる)
ロシア→アジアや北アフリカ。天然ガスやインフラとパッケージで売り込んだとのこと
【事実】
・経済成長した国の増加に伴い、その市場を攻略する輸出国の動きが強まった。10年代後半の世界の輸出は90年代以降で最も多く、冷戦終結前の水準に匹敵している。
【結果】
・軍事的緊張が高まる。兵器のハイテク化が進む状況で、購買力がある近隣国同士が高度な装備の導入を競い合う状況になるため。
【So what】
・政治的な軍事力の攻防だけでなく、経済的に買いたい買えるニーズと、売りたいニーズがマッチして、武器貿易が増加している。
・お互いが武装し合いけん制することで保たれる平和と、全てを捨てて壁をなくし本心で向き合う平和があるのだろうか。性悪説と性善説の違いのような気もする。
・国という枠組みは、我々人間に何をもたらしたのだろうか。これから何をもたらすのだろうか。
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