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これからトレーダーを目指す方へ(1)基礎概念

これから将来の資産構築に向けて、自身でトレードに挑戦しようとされる方に対し、長きに渡り私が経験してきたことを軸に、助言できればと思います。
それはそれは苦しい道のりでしたので。

広告等で「簡単に億を稼ぐ!」等のコピーが目立つ市場だが、当然そんな簡単な世界ではない。
この世界で成功できる確率は、100人に5人~10人だと言われている、
時として、失恋や離婚以上の苦痛を抱え、その命を自ら絶ってしまう人も多いこの世界。

最大の課題は、欲望と恐怖をコントロールできる自律の脳。
お金を稼ぐ為に挑戦した行為なのに、欲望は制御しなければ生き残れない超矛盾。
トレードは、人間にデフォルトで備わる本能と真逆のことをしなければ生き残れない。
それ故、勝ち続けられる人が少数派となる。

しかし逆に考えると、当たり前の自然な考え方で負けてしまう人が殆どなので、そんな人達10人の中のトップになれば良いだけなので、然るべき目線と脳で取り組めば、10人中1位など割と簡単に取れるのではないかと『今は』思う。

トレードと向き合っている時間は、ある意味自然とサイコパスか変態になる必要がある。

それらを大前提に、これからこの残酷な世界に入って来られる方に向け、私なりのステップを考えてみた。


まずは、「基礎概念」から。

■損益発生の要素:

トレードで利益又は損失が発生する要素は2つ。

1.差損益:
100円で買ったドルを101円で売れたら1円×張ったロット枚数の利益=キャピタルゲイン

2.金利:
金利の安い国の通貨(例えば日本円)で、金利の高い国の通貨(例えばトルコのリラ)を買えば、その金利差が毎日利益となる。(=インカムゲイン)
逆をやると、毎日マイナス金利を取られることになる。

この特性を持ってトレードを行うことになる。

■トレードを行うためのインフラ:

PCはマスト、決してそんなに高スペックなものでなくて良い。
ノートでも十分闘える。
状況チェック又は緊急時対応用にスマホ。
アプリはMT4という無料のものを自分用にカスタムして行うことになる。

■取引用証券口座(FXに特化):

国内口座は25倍が限界なのに対し、海外口座であれば数百倍のレバレッジが掛けられる。
小さな資金で始めたい方は、私は海外口座からのスタートをお勧めしたい。
日本語サポートもしっかりしているので、英語なんかできなくても余裕で開設可能。

私がメインに使っているXMという海外口座は、888倍ものレバレッジで取引ができる。
レバが高いとその分リスクも上がるという人がいるが、そもそも私は1回のトレードで出す損失額を、そのトレード前からはっきりと決めている。
少額スタートで一財産作ってやろうという人は、海外ハイレバレッジ口座を有効活用しない手はないと思う。

が、大きなデメリットが一つある。
年間で大きな利益額が出た場合、税金は国内口座の方が圧倒的に有利になる。
その分岐点は330万。
海外口座で年間330万以上の利益が出せる状況になった際に初めて、国内口座の検討に入る形でよいと思うが、国内口座で取引を行う際はなんせレバの限界が25倍としょぼいので、そこそこの大きな資金でないと本来のFX独特の旨味は甘受できないことと思う。

ふぅ・・・次回は「スタイルの決定」について書ければと思います。

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