春一の感想

黒部に降り立った瞬間から空が青くて、山に雪がかかっていて美しい。

歩いて運動公園へ。駅や道ばたでおいしそうなものが売られているのに、来る新幹線の中でお弁当を食べてしまったからおなかがいっぱい。残念。帰りに買うね。看板が要所全部に立っていて、特に迷わず歩けた。雪解け水が用水路を激しく流れていて、田植えを待つ、まだ水がはってない田んぼから蛙の声がして、子供の頃からよーく知ってる風景だった。ホントにこんなところでコンサートするのか、って気持ちと、よくぞここでやってくれたって気持ちと半々。上り坂、斜面の陰は日陰系の草が生えていて、これもまた美しい。

到着。すぐついた。新幹線、もう一本あとでもよかったかも。スタンディングの入場が始まっているようで、山に登る道にたくさん人がいた。駐車場でもおいしそうなものがたくさんあるのに、食べられない。なんとかパークはこの待機列の海をかき分けないとたどり着けないのか、と諦めて入場した。

席はスタンドの真ん中のほう。後ろの芝生席、野球の外野席みたいでいいなぁ。そういやピクニック席って言われてたっけ(笑)。目の前にあるスタンディングのエリアがどうもいっぱいで入れないようで、時間が押してる。中のほうはまだ余裕あるのにね。係の人が言っても誰も詰めないのね。あんまマナーよくないなぁ。結局、がたいのいい警備員さんがやってきて、怒鳴られてやっと動いた。通路にいる人にも詰めろと声をかけてるのに全然動かなくて、最後には怒られてたし。自分のこととして考えられないオトナって、かわいそう。

気を取り直して、ステージ。青い空がバックで、飛行機雲が何本も伸びていて、でも、それに負けない伸びやかな歌声、すごく美しかった。中でも赤のコの表情、声の色が超よかった。ドラマとか出てるよね。なんていうか、歌声の演出、声色の作り方、びっくりするくらい引き込まれた。以前に聴いたような、強く張るだけじゃない、引き寄せるような歌い方、細くコントロールするようなところとか、絶品でした。

獅子舞、黒部の獅子舞はこんな感じなんだ〜と。意外、百足獅子じゃないのね。あと、刀とか長刀じゃなくて傘ってのも斬新。たくさんあるって言ってたけど、種類もいろいろあるんだ。

子供たちの合唱は染みますね。ウチにも同じ年の頃のお子さんがいるので、重なります。涙が出ます。でも、仏桑花はまだこの子らには早いんじゃないか?(笑)あと、獅子舞とダブルヘッダーなお子様が可愛かった。

アンコールから日本一周の歌がよかった。ライトスタンド目の前のお立ち台にメンバーが一人来たので、周辺大盛り上がり。ソロ曲でファンの声が三段階くらい大きくなったのが面白かった。赤のコのコミカルな演出もかわいらしかった。

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