嘘つき人間2

母親が専業主婦になった。このおかげで、放課後、自由に過ごせた。当時、小学生の行動範囲は学区内と決まっていたが、周りの友達はわんぱくで学区外へと僕を連れ出してくれた。
僕は前の学校の学区を案内してあげた。この時、僕は自分の家がマンションだったのがコンプレックスで自分と同じ苗字家が前の家だと嘘をついた。ウォーキング大会に一人で30km歩いて、市の広報に載ったその大会では二日間歩けば、学校からメダルがもらえる。しかし、僕は一日しか歩いてないのに、先生にうそをついて、もらおうとしていた。

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