PowerCMS X に独自ドメインでアクセスする
私はさくらのVPSを利用していて、さくらから提供されていたドメインを利用していました。
ただし、最近はDNSで正しい設定をしないとメールを送信できなくなっているので、独自ドメインで運用することにしました。行うことは3つです。
独自ドメインの契約とAレコード設定
サーバー証明書 SSL の設定
PowerCMS X の設定
サーバー証明書 SSL の設定
ドメイン契約とAレコード設定は割愛して、SSL設定を説明します。
さくらの提供ドメインでSSL設定した記事を振り返り変更点を書きます。
前に「/etc/httpd/conf.modules.d/sample.conf」のようなファイルを作っていたら、それを複製しましょう。
(例は sample.conf になっているので適切な文字に書き換えてください。)
sudo cp -a /etc/httpd/conf.modules.d/sample.conf /etc/httpd/conf.modules.d/sample2.conf
sample2.conf を開きます。私は以下の設定をしました。hogehoge.com の箇所は独自ドメインを設定してください。2箇所あります。
RewriteEngine on 以降は https で接続させるために書いています。
<VirtualHost *:80>
ServerName hogehoge.com
DocumentRoot /var/www/html
ErrorLog /var/www/log/error.log
CustomLog /var/www/log/requests.log combined
RewriteEngine on
RewriteCond %{SERVER_NAME} =hogehoge.com
RewriteRule ^ https://%{SERVER_NAME}%{REQUEST_URI} [END,NE,R=permanent]
</VirtualHost>
古いファイルは不要なので home ディレクトリに退避しましょう。-le-ssl.conf も不要です。
sudo mv /etc/httpd/conf.modules.d/sample.conf ~/
sudo mv /etc/httpd/conf.modules.d/sample-le-ssl.conf ~/
テストコマンドを実行して、
sudo apachectl configtest
問題無さそうならリスタートです。
sudo systemctl restart httpd
さくらの提供ドメインでSSL設定した記事で、epel-release などはインスール済みなので、certbot コマンドを実行します。
sudo certbot --apache
ウィザート形式で質問が来ますので回答していきます。
ドメインを選択する質問がある場合は、該当の数字を入れてリターンです。
これで独自ドメインで https によるアクセスが可能になっているはずです。
PowerCMS X の設定
PowerCMS X 管理画面にアクセスします。さくらが提供するドメインではアクセス不可になっている場合は、独自ドメインにしてアクセスします。
例
https://os3-111-12345.vs.sakura.ne.jp/PowerCMSX/index.php
↑ さくら提供ドメインでアクセスできないなら、
https://独自ドメイン/PowerCMSX/index.php
↑ ドメイン箇所を打ち変えてアクセスします。
管理画面右上にあるスパナアイコンをクリックします。
下記の2箇所にドメインが含まれているので独自ドメインに書き換えます。
システムのメール
サイトURL
ビュー一覧にアクセスして、旧ドメインで検索します。
検索ヒットする場合はアクションプルダウンから置換ができます。
PowerCMS X の設定は以上です。
メールが正しく送信するためにSPFレコードの設定が必要ですので、次の記事で書くようにします。
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