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捨てる理由

とっても恥ずかしいような
ことなのですけれど、
私、学生時代最後に買った
THE NORTH FACE の真っ黒の
スキー用上下を捨てられずに
ずっと持ってました。
(一体何年前のことなんだか。)
(計算したら35年以上前。)
(怖すぎる)

娘が小さい時に
一度だけスキーに行った時に
活躍したのが最後だけれど
ゴアテックスで高性能
非常に高価だったことと
The North Face ってこと
シンプルで結構ずっと大丈夫な
デザインってことで
捨てる決心がつかず
いざというときのためにって
(いざという時っていつ?)
置いてありました。

こういうのは、
代わりがきかないからねって。

先日ふと思いついて
いろんなものに合わせて
上着を着てみたのですが
ふと見ると床に何か白いものが
いっぱい落ちているではないですか。
ギョッとして見たら
内側で何かを接結していた
組織が剥がれて落ちてるのでした。

うわぁ。怖い。怖すぎる。
そうだよねぇ。古いもんねぇ。

執着してたのが嘘のように
その瞬間に処分決定です。

そうしたらなんだかね、
本当にほっとしたの。
捨てる理由が出来て。

なんだ、捨てたいって
思ってたんじゃん。

考えてみたらすでに
登山用のレインウェア上下を
入手しているから
それで代わりが効くように
なっていたから
持っている理由など
なくなっていたのにね。

自分の気持ちにこうやって
無意識にバリアをはってる場所が
なんだかいろんなところに
あるんじゃなかろうかって
考えさせられる出来事でした。


ものを捨てることって
物理的にそれがなくなること以外に
何かが自分の中で変化していくことを
気づかせてくれる作業です。

家の中にあるものは全部
自分か家族がわざわざ買ってくるか
誰かに貰ったかしたもの。
そうやって一個ずつ集まってきたもの。

だから捨てる時にも、
一個ずつやるしかない。
どんなに小さなものでも、
どんなに時間がかかっても
1個ずつやるしかないんだよ。

入れる数よりも
出す数の方が多ければ
ものは減っていくけれど
自然に減ったりはしないし
普通にそこにあるものは
減らすと意識して
ゴミ箱に入れる作業をしない限り
いつまでもそこにあり続ける。

ね。
腹を括ってやるしか
ないんだよね。

自分の暮らしや人生が
素敵になると思って
買ったもののはずなのにな。

毎日1個ずつ捨てれば
1年後には365個分
暮らしが軽くなってるはずって
おふみさんの本に書いてあり
このプロジェクトも
今からやりますリストに入れたので
今日からやります。
(言っちゃったよ。。笑)
今日捨てると決めたのはこの鍋蓋。


no. 1

サイズも用途も同じようなのを二つ持ってます。
こっちのIKEA のばっかり使ってるので、ひとつは処分します。


(この1日に1つ捨てるプロジェクトを1月の18日にスタートして
オフィシャルブログで報告し続けてます。
ひとつ目から、こちらに転載することにしてみました。)


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