【#8 穏やかに過ごすために必要なこと ⑤鬼の霍乱~体調不良時の対処法】

 争わないで穏やかに生きるために、日頃から気をつけた方がいいことって沢山あります。裏返して言えば、日頃から気をつけるべきことを知り、それを実践していれば、徒に争うことを回避でき、ストレスに晒されないようにコントロールできるんです。そんな知恵を「穏やかに過ごすために必要なこと」シリーズでお伝えしています。
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 「鬼の霍乱」って言いますよね。鬼は強さ、元氣の象徴で、霍はバタバタ慌てる様、乱は取り乱す。つまり普段、強くて健康な人が急な体調不良に慌てふためく様子を表します。江戸時代には暑気アタリの下痢発熱などの際に使ったようで、いまでは風邪のときなどに広がって使われます。

 熱が出た、おなかが痛い、下痢してる

 こんな時どうしていますか。とりあえず市販薬を飲む、内科に駆け込む方も多いかと。
 私の場合は、できる限り薬とお医者様には頼らずに対処しようとします。
 では、どうやって?
 今回はそのあたりをご紹介します。
 なお、私は医療の専門家ではありません。あくまで私見であることをご承知おきください。

 さて動物たちって、体調不良の時はどんな様子ですか。バタバタ慌てふためいていますか。野生動物、ペットを問わず、食べず騒がずじっとうずくまって時が去るのを待つ感じじゃないですか。その様子を見て、「言葉で訴えられないから可哀想。。」とか思ってません?いやいや、そうじゃないと思いますよ。あれは、治療回復に専念するため、それ以外のことにエネルギーを消費しないようにじっとしてるんです。言い換えると、
  免疫活動を最大化するために集中している。
 
動くとエネルギーを消費します。考えるとエネルギーを使います。食べると消化のためにエネルギーが必要になります。これが日常のエネルギーの使い方です。
 毒物、悪性ウイルス、毒性を発揮する細菌類などが体内に侵入するといった生き物にとっての一大事が発生したとき、これらを駆逐すべく体は瞬時に戦闘モードに入ります。免疫活動開始です。血流をあげて免疫軍が全身で活躍できるようにします。血流があがると体温があがります。あるいは敵を死滅させるために高熱を出しているんです。抗体たちは、奴らを取り囲んで消滅させ、あるいは体外に追い出します。こうした緊急対応のために大量のエネルギーを要します。そのエネルギー供給のため、日常のエネルギーの使い方を停止して多くを免疫軍のために使おうとします。だから、食欲がなくなり、だるくて動けなくなるんです。よくできているでしょう。なのに、栄養をつけなきゃと無理に食べたり、頑張って動こうとしたり。。。軍事物資(エネルギー)が届かなければ戦闘不能になりますよ。
 お医者様のところへ行くと、熱を下げる薬、痛み止めの頓服、整腸剤、抗生物質などを処方され、これらの薬の刺激を和らげるため胃薬などが追加され、空腹時に飲まないでくださいと食後の服用を勧められることがありますよね。食べたらエネルギーを消費します。免疫軍は薬の刺激にも対処しなきゃならなくなります。すでにおわかりの通り、発熱、倦怠感は「症状」じゃないんです。免疫活動が行われている証拠なんです。「症状」じゃないものを消すための投薬、それによる二次被害、本来の免疫活動の減退。。。おかしくないですか。インフルエンザに罹って薬で症状が治まると、次の日から活動ができるようになりますが、依然として体はだるいままという経験はありませんか。本来の免疫活動が完了していない証拠です。私が薬とお医者様を頼らないようにしている理由はここにあります。
 

 じゃあ、私はどうしているか。
 昨日、午後から胃のあたりが少しずつ痛みだし、おなかが張り、空あくびが出はじめました。脳の回転が悪く、意欲も低下。痛みは強くなる一方。仕事のアポをキャンセルして自宅に戻る頃には、さらに痛みが激しく、腹部全体に広がってきました。思わずうめくくらい。食欲はゼロ。平熱の36.9度なのに寒気を感じる。妻が用意しくれた血流をあげる遠赤外線バンドを足首に巻き、使い捨てカイロで腹部を温めながら布団へ。ほぼそのまま20時間。ときおり、エネルギー補給のため、蜂蜜を大さじ1杯なめて(蜂蜜は単糖なので、消化プロセスを経ずにエネルギーとなる)、暖かい番茶を少しのんだくらい。
 戦闘の激しさを物語るかのように、今も少し腸に痛みが残っていますが、こうして記事がかけるまでに回復しました。もう空あくびは出ません。

 普段、喉や鼻の奥が腫れてきたな(風邪の初期症状と言われるやつ)と思ったら、蜂蜜をなめて暖かいものを飲んで寝ると、朝には100%回復しています。
 しっかり活動してくれた免疫軍のメンバー、その活動を支えた細胞たちに感謝です。
  ありがとう
これでまた穏やかに過ごせます。
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 最後までご覧くださり、ありがとうございました。
 合掌。


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