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「0138夜 『Windows 11』に思う、、、」

前回のnote投稿から2ヶ月以上が経ってしまいました。このペースで1001回を目指すのは無謀ですが、「書ける時に書く」ということで、やはりWindows 11についての第一印象を書いておきたいと思います。
(テスト版を使用したという意味ではありません。あくまでも巷の情報からの個人的な印象です)

気になること、その1 ユーザインタフェイスの変更

そもそもMicrosoftは「新しいWindowsは出さない、Windows 10の更新を毎月と半年毎にする」と言っていたような気がします。で、それを反故(ほご)にするWindows 11の投入です。
アンチWindowsの筆者は当然、厳しい目を向けます。
まず気になるのが、「ユーザインターフェイスの変更」です。
「ユーザインターフェイスの変更」を翻訳すると、「見た目使い勝手変える」ということです。ユーザにとって有益なことか、必要なことか考えてみると、現状がよほど酷くない限り、多くのユーザにとって「迷惑な変更」または「(迷惑だとまでは思わないユーザにとっては)どうでも良い変更」である筈です。
私の周りにはパソコンが苦手な人(自覚症状がある人、または自他ともに認めるような人)が少なからずいますが、彼らの悲鳴が今から聞こえてくるようです。
今までと違うことはそのくらい負担であり、罪深いことです。Microsoft EdgeのアイコンがInternet Explorer風のものから現在のものに変わった時もパニックを起こした人がいます。そして、ユーザーインターフェイスの変更を受け入れることができる人にとっては、この種の変更はどうでも良いことに違いありません。
つまり、「ユーザーインターフェイスの変更」に何らメリットはなく、迷惑なだけか迷惑でなくても無意味なことです。
ところが、OSの名前を変えるには大義名分、しかも目に見える変化が必要ですから、勢い「ユーザーインターフェイスが新しくなります」とぶちあげてしまいます。全く愚かなことです。

気になること、その2 ハードウェア的要求仕様の引き上げ

確かに年々ハードウェアの性能が上がってくるので、そのハードウェアに見合ったソフトウェアを搭載するのは自然の流れだという側面はあります。しかし、広い意味でソフトウェアの一部であるOS(オペレーティングシステム)がハードウェア性能の向上分を食いつぶしてよいのでしょうか。今回のハードウェア要求はCPUの世代まで指定していると聞きます。OSは最低限に軽くあるべきで、向上したハードウェアの恩恵はユーザが必要とするアプリケーション・ソフトウェアにこそ譲るべきではないのでしょうか。肥大化したOSのためにPCを買い換えるのは本末転倒と言わざるを得ません。もし、ハードウェア的要求水準の引き上げが、「気になる点、その1 ユーザインターフェイスの変更」に伴うものだとすれば、「見てくれ」や「たいして便利になる訳でもない使い勝手」のために、ハードウェアが食いつぶされることになる訳で、やはり迷惑な話です。

気になること、その3 Microsoft Accountが必要

ある意味、筆者が一番ひっかかるのは、3番目に挙げたMicrosoft Accountが必要になる点です。「ホームエディションの場合」という限定や「セットアップ時には必要」などの文言がありますので、気にしすぎかもしれませんが、Microsoft Accountを作らずにWindowsを利用することはますます困難になると考えられます。筆者は、商業ベースのOSやOfficeなら、ライセンス確認までは当然だとは思いますが、Accountの事実上の強制はOfficeなどアプリケーションソフトウェアを使用する際にサブスク課金しか選択肢を与えないことの布石と思われます。大容量のクラウドストレージ利用権をつければ良いというものではないと思います。なけなしの予算でなんとかパソコンを入手して最低限必要なソフトウェアも揃えるユーザの「初期費用のみ」の選択肢が奪われることには断固反対です。

2021年7月31日のコメント

筆者の勉強不足や誤解で、事実関係が違っている部分があるかもしれませんが、(1)ユーザインターフェイスの変更と(2)ハードウェア要求仕様の引き上げ--の2点についてはどの情報を当たっても一致していますし、3点目についても「Microsoft Account が必要」なのは、サブスク課金との親和性から来ているのは間違いないと思います。
筆者の周りのパソコン苦手さんたちにはこの機会にWindowsとの決別を促したいと思います。
次回はいつかは分かりませんが、きっとまた書きます。
それでは!


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