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「0071夜 ファイル名には意地でも空白を入れません」

たびたび遭遇するちょっとした問題です。ファイル名だけでなく、ディレクトリー(フォルダ)の場合も同じです。では早速、始めましょう。

前提として「名前をつけて保存する」を基本動作に

文書を作れば当然、保存します。あとあと困らないために整理しておく訳ですから、デフォルトの保存場所、「ユーザー名」>「ドキュメント」に保存するのだとしても、ファイル名を付けることは誰でもしていると思います。「無題1.docx」、「無題2.docx」、、、などで通している人はいないでしょう。(たまに「無題」ができてしまうことがあるかもしれませんが)
本当は「ドキュメント」ではなく、保存場所(ディレクトリーorフォルダ)も自ら設定した方が良いと思いますが、その話は回を改めてお話ししたいと思います。
とにかく、意識して「名前をつけて保存する」を利用することをお勧めします。

本題です、どんなファイル名が良いでしょうか

昔と違って、ファイル名の長さの制限がほとんどないので、自由にファイル名をつけることができる時代になりました。
ですから自分なりに分かりやすいファイル名をつけて良いのですが、経験上いろいろ自分なりにルールを作っています。
マネをしていただかなくて良いのですが、筆者は日付を入れることから始めています。「作成日または会議開催日等を最初に半角数字で入れる」のです。今日は2021年3月12日ですから、必ず半角で「20210312」から始まるファイル名にします。西暦を4桁でなく下2桁にしても良いのではないかとかいろいろな考え方もあるかもしれませんが、統一しておけばソート・検索の際に役立ちます。
それから英数字は必ず半角にして例外を作りません。各種括弧=(、)、「、」、【、】=や、記号=◎、☆、※=も使いませんし、句点なども使いません。
これらの記号類は、プログラムが処理する時に邪魔になることがありえます。
日本語でファイル名を付けるのは昔はやりませんでしたが、今は利便性を考えて(半角数字の日付8桁の後ですが)日本語を使う場合もあります。

困るのは空白

ファイル名に空白を使いたい気持ちはよく分かりますが、基本的には空白は文字ではなく記号です。英語文化圏から発祥した多くのプログラミング言語では、空白はコマンド(命令)やパラメータ(引数)の区切りを示す大切な役割を割り当てられています。だからファイル名の中に空白を使ってはいけませんし、実際もともとファイル名に空白は利用できない仕様だった筈です。しかし、「なんでもあり」のマイクロソフトはファイル名の中の空白を許してしまいました。「mkdir "new directory"」などのように引用符を使えば「new directory」という空白入りのディレクトリーが作れるようです。
ファイルのコピーをWindows上で作ると「~」(チルダ、俗にニョロ)と空白が付加されたファイル名になってしまうようです。これでは、一般ユーザがファイル名に空白を使って構わないと思ってしまうのも無理はありません。本当に某大手企業はだめだと思います。
空白をファイル名やディレクトリー名に使うにはさらに問題があると思うのは、目で見て半角の空白と全角の空白の区別がつきにくいからでもあります。
プロポーショナルフォントの環境中だとさらに判別は難しいでしょう。

結論、空白の代替はアンダースコアです

では、空白を使いたい時にどうするのか。それは半角のアンダースコア「_」を使うことです。このように自ら決まりごとにしておけば困ることはないと思いますよ。

2021年3月12日のコメント

今日の話題を書くきっかけになったできことです。インターネット記事で良いものを見つけたので、PDF保存をしようと思ったら、ファイル名に空白や記号が入っていました。自分で決めた命名法に直してから保存しましたが、空白はやっぱりイヤです。
それでは、また明日。

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