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1月17日です、「0017夜 パソコンの時計はNTP」

今日、1月17日は阪神淡路大震災が起きた日です。被災された方、ご家族を亡くされた方に改めてお見舞いとお悔やみを申し上げます。26年前の1995年、午前5時46分。今朝、追悼イベントの模様をニュースで流していました。つきのものの電話の時報、「午前5時46分丁度をお知らせします、、、」

そう言えば、電話の時報を使わなくなりましたね。

テレビを見ていて不思議な違和感に襲われたのは、電話の時報サービス117番をずいぶん耳にしていなかったからだと気づきました。時報サービス、117番、今日は1月17日、117は偶然ですが、、、
電話の時報サービスを使って秒針を合わせることもなくなったと思います、なぜでしょう。

家庭用には電波時計ですね。

家庭用には電波時計を使っているかたが多いと思います。長波を使っての電話時計、「合わない、合わない」と言っている方は、せっかちです(笑)
買ってきて電池をちゃんと入れて電波が届く場所に置いたら、1日くらい放ったらかしにしておけば、きちんと合います。最初はトンチンカンな時間を指したり、早く進んだり、止まったりしますが、大事なのは24時間くらいは大目に見ることです。必ず合います。

スマホとパソコンはNTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)です

さて、「パソコン千夜一夜物語」としては、ここからが本題。スマホの時間やパソコンの時間はNTP(Network Time Protocol、ネットワーク・タイム・プロトコル)で合わせます。スマホだったらキャリア、パソコンだったら契約のプロバイダなどがNTPサーバを設置していますので、そのサーバから時刻情報をもらって来るわけです。詳しくはよく分かりませんがGPSとか原子時計とか、とても正確な時刻が元になっているので、日常生活では全く問題がない正確な時計がスマホやパソコンでは利用できるわけです。

今年の7月1日はうるう秒ではありません。

時刻の話題、NTPの話題になりましたので、「うるう秒」について書きましょう。1月は、その年の7月1日にうるう秒の挿入があるのか、ないのか、国際機関から発表されますが、今年2021年7月1日はうるう秒の挿入がないことが決まっているとのことです。(情報通信研究機構NICT うるう秒実施日一覧 参照
一日の長さは秒に直すと、24時間×60分×60秒=86,400秒ですが、昔のように地球の自転を元に割り算で1秒を計算すると、長さが一定しない、原子時計を基準にして定義したところ、どうやら地球の自転は少しずつ遅くなる傾向のようで(諸説あり!)、1秒近くずれたら「うるう秒」を入れることになっているという訳です。
地球の自転の遅くなり方が一定していないので、何年に1度うるう秒を入れれば良いかというのはあらかじめ決めることができませんが、うるう秒を実施する場合は、7月1日か1月1日のいずれか、という風に決まっています。
さて、ここまで7月1日と1月1日と書いてしまいましたが、日本時間での日付のことで正確にはUTC(協定世界時、だいたいグリニッジ標準時と同じ(笑))の6月30日と12月31日の23時59分が60秒でなくて61秒になって、日付が変わる(7月1日か1月1日になる)というややこしさです。
つまり日本時間では必ず午前9時の直前の1秒がうるう秒として加わる運用です。2015年7月1日(日本時間)のうるう秒は、水曜日という平日で、株式市場が開く9時直前の実施ということで話題になったと記憶しています。
世界的に元日は休日の国がほとんどだと思いますので、うるう秒の実施は1月1日だけにしてほしいものです。

いや、うるう秒なんていらない!

阪神・淡路大震災、時報、NTPから話がすっかり「うるう秒」になってしまいましたが、筆者は「うるう秒廃止派」です。インターネットで検索していただければ、「うるう秒廃止論」が見つかると思います。
少し考えてほしいのですが、日本の標準時は明石市(東経135度)が基準になっているのですが、それで他の市町村に住んでいる人が何か困ることがあるのでしょうか。正午丁度に太陽が南中しなくてもなんてことはありません。うるう秒維持派の人たちは「昼と夜が逆転したらどうする」というのですが、もしそうだとしても何万年もかかる話でしょう、その間におそらく度量衡的なものは、うるう秒と関係なく変わっていくと筆者は思います。(人類が滅びなければ、ですが)
やれやれ、長話になりましたので、今夜はこれで終わりにします。

2021年1月17日のコメント

阪神・淡路大震災の話なので、今日1月17日はピッタリだなぁと書き始めましたが、「うるう秒」は、手を広げすぎました。「別の日に取っておけば良かった」との思いも少しありますが、出し惜しみはしません! 1001回を目指して頑張ります。(いや、絶対、息切れするぞ、こんなんじゃ(笑))

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