アドベンチャータイムS1ep7「ハートを奪われて」
悪夢のようなものがたりが「かわいいジグラー」、「アイスキングの花嫁」、「ツリートランクの冒険」と続いていますが、今回もなかなかのイかれたエピソード。アドベンチャータイムは拒絶と許容のバランスを取るのがうまいなと本当に思う。頭に余白を強制的に作りたい人にオススメの作品。
あらすじ:いつものようにフィンとジェイクは、プリンセスバブルガムをアイスキングから救う。助けてもらったお礼にプリンセスバブルガムはパーティーを開催する。フィンはプリンセスバブルガムと楽しく話している不審なハート型の男に嫉妬。彼が、悪いやつだと決めつけ、証明しようとするが・・・?
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🗻 プリンセスバブルガムの誘拐からスタート
アドベンチャータイムは「あるあるな、お約束シーン」を踏襲しつつ、その先の物語を描くのがうまい。
プリンセスバブルガムを抱きかかえているアイスキングに雪玉を目にぶつけて、撹乱させているうちに、バブルガムとジェイクの"おけつ"と入れかえる。
このエピソード、アイスキングの表情とっても豊かだな・・・w
アイスキングから救ったお礼にフィンはハグをしてもらい、そのあとプリンセス主催のパーティーに招待されることに。
パーティーの道中ジェイクに「バブルガムにキスして欲しかっただろ?」とからかわれるシーンがあるんだけど、照れ隠しをするフィンかわいい。
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❤️ リカルディオ初登場
プリンセスのお城にやってきたフィンとジェイク。
入り口にあるムキムキマッチョな石像(?)はなんだろう・・・
到着したころ、ハートの形をした「リカルディオ」が輪の中心人物に。リカルディオとプリンセスバブルガムは、科学の話で意気投合。
科学の話についていけないフィンは、「僕じゃ歯が立たない〜!」とジェイクに困惑しながら、相談をするもうまく行かないフィン。
最終的にはバブルガムに「リカルディオにヤキモチを焼いてるの?」とからかわれるも、「ヤキモチじゃない!僕は変なんだ!!!」と叫びながら言い返す。
絶賛思春期感満載。
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🔭 リカルディオの身辺調査
ジェイクになだめられつつ、フィンはリカルディオが"悪いやつ"なのではないか、と疑念を抱く。
ヤキモチなのか、本当に直感が働いたのか、どっちなんだろう。
そんな中、ジェイクは「フィンがヤキモチを焼いていて、リカルディオの顔が強面だからそう見えるだけだろ!」と言われるも、フィンは否定し続ける。
で、フィンの直感通り、リカルディオは「アイスキングの心臓」だった!
顔面蒼白のアイスキング登場。アイスキングは、「プリンセスを思い通りにするための魔法をかける計画を思いつくも、失敗。自分の"ハート"がプリンセスの"ハート"を奪おうと、城から抜け出した。」とやつれながらフィンに告白。
プリンセスバブルガムを救いに彼女のお城へ駆けつけるも、グルグル巻きにされたバブルガムが。
「フィン、あなたのことを疑って悪かったわ! でも彼の話って面白かったのよ。プラントイド(科学オタクの会話ネタ)にははあまりわかっていなかったけれど。」
こんな可愛い顔をしながら一貫してオタク道突っ走ってるバブルガムにだんだん愛着が湧いてきた。
いつものようにドタバタ・フィンのパンチとキックが炸裂
満身創痍なリカルディオの元には、狂気じみたアイスキングが「自分の元に帰ってこい」と身体を引きずりながらやってくる。
心臓なくてもしばらく動けるアイスキング、恐怖でしかない・・・
アイスキングはリカルディオを取り込み、体調も元どおり!またプリンセスバブルガムを拐おうとするも、フィンのパンチでやっつける。一件落着。
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3人でスパゲティを食べながら「リカルディオもいなくなったことだし、誰にもヤキモチを焼かなくて済むわね!」とフィンガプリンセスバブルガムにからかわれておしまい。
リカルディオとアイスキングの描写がもっとゆるふわだったら、年の離れた女の子からからかわれる図でとっても微笑ましい会だった(気がする)。
🔍 みつけたもの
Storyboard!今回カットされたシーンなども一部掲載されていたので必見。リカルディオがプリンセスバブルガムに取り入るために「Fin my young friend...」とか言ってるのウケる
今回たくさんfandomに背景アートが掲載されていた。めっちゃテンション上がる。多様な色を使っているのに、色彩すっごい綺麗にまとまっているアドベンチャータイム本当に大好き。
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