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アドベンチャータイム S1ep9「二人とも大好き」

今回のタイトルカード "Fin&JAKE PRESENTS"ではなく、 "ADVENTURE TIME PRESENTS" になっている…!

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タイトルカード3秒くらいしか表示されないので、小さな変更箇所に気付きづらいからこうやって止めてじっくり見てみると、新しい変化に気付けて楽しいですね。

あらすじ:相棒であるフィンと冒険する時間も、彼女であるレディー・レニーコーンと愛を育む時間も楽しみたいジェイクはフィンとレディー・レニーコーンが仲良くなる計画を立てる。しかし、想像以上に仲良くなってしまったフィンとレディーレイニーコーンにヤキモチを焼いてしまい・・・

すごく人間(ジェイク)の"わがまま"というか、感情に対して丁寧に描かれているエピソード。恋愛と友情の人間関係混ぜるとややこしくなるの、あるあるすぎて苦しくなる。

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🐕 彼女のスケジュール、彼のスケジュール

いつものように戦うフィンとジェイク。しかし、ジェイクは彼女のレディーレイニーコーンと4時に待ち合わせ、いつも一緒にヴィエラを弾く約束をしている。もっと冒険したい気持ちに後ろ髪を引かれながらレディーレイニーコーンの遅刻でお家に到着。少し遊んだらレディーレイニーコーンには「もう寝る」と言われる。遅刻したから仕方ない

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少しイライラしながら来た道を戻るジェイク。そんなとき、ヴィエラの中にいたイモムシの「シェルビー」がジェイクに話しかける。

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シェルビー「やぁ、ジェイク。どうしたの? すごく悲しそう。」
ジェイク「イラついてんだよ。だってレディーレイニーコーンとデートしているとフィンとは一緒にいられないし、フィンと一緒にいると、レディーレニーコーンとデートができない!
シェルビー「ねぇ、ジェイク。それだったら、両方と一緒に会えばいいんじゃない?
ジェイク「なるほど!その手があったか!シェルビー、お前最高だぜ!」

欲張りなジェイクはフィンとレディーレイニーコーンを引き合わせることに。

👫 言葉の壁を乗り越えるため

3人で遊び始めたフィン、ジェイク、レディーレイニーコーン。しかし、レディーレイニーコーンの母国語(?)は韓国語のため、一度ジェイクが翻訳する必要がある。

スリルのある冒険をしたいフィンはこの場から離れようとするも、ジェイクはなんとか二人の仲を繋ぎとめようとし、セルゾンの湖のそこに眠る「万能翻訳機」の存在を思い出す。

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みんなで悪の騎士を倒し、万能翻訳機をゲット!レディーレイニーコーンもフィンガ認める大活躍。

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ただし、声の種類が「ダサいエイリアン」「悪魔」「老人」の3種類しかなく、レイニーコーンは老人モードに。おじいちゃんレイニーコーン!

🌈 仲良くなるおじいちゃんレイニーコーンと子供のフィン

早速ふたりでたのしく話すレイニーコーンとフィン。しかし話に夢中でダーリン・ジェイクを振り落としてしまう。それに気づかないまま、森の妖精にパワーリングをもらいに行くことに。

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落とされたジェイクは不安いっぱいで巨大化・大捜索。そのまま近づいたもんだから森の妖精たちは悲鳴をあげて逃走。

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フィンとレディーレイニーコーンは、パワーリングをもらって大満足。ジェイクにもパワーリングを分けてあげようとするも、魔法の力で取れないよう。そんなジェイクは少し複雑な気分で断ります。

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親密になった二人は、ツリーハウスでBMOのビデオゲームをすることに。二人の仲に嫉妬したジェイクは不満げに見つめる。

フィン「あれ、そろそろ(クラウド王国の)パーティーの時間だ! ジェイクも一緒に行く?」
ジェイク「行かない。」
フィン「でも...3人で一緒に居たかったんじゃないの?」
ジェイク「まぁな。」
フィン「だったらいこ!」
ジェイク「お前が行けばいい。せいぜい俺様の恋人と楽しんでこいよ!
フィン「あ〜・・・じゃあ行くからね。君も来ればいいのに。変な意地はってないでさ!」

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レイニーコーンとフィンの写真を眺めながら帰りを待つジェイク。

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時計を見つめて、「まだあいつら帰ってこね〜ぞ!」と勝手に不満を抱き、クラウド王国に電話を掛けるも「二人は帰った。」と言われジェイクは大慌てでレディーレイニーコーンのお家に駆けつける。そこにはいつもジェイクがやっていたような遊びをレディーレイニーコーンとフィンが行なっている。

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嫉妬に狂ったジェイクは、二人に当てつけを企み、過去の友人を携帯から探し出す。そこには「TIFFANY」という存在が・・・。

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フィンとレイニーコーンは「ジェイクもここにいればいいのに!」と談笑中。すると草むらの奥から音楽が聞こえてきて、覗くとそこにはジェイクとティファニーの姿が。

レイニーコーン「ダーリン、何をしとる!」
ジェイク「おお、お二人さんか!可愛い友達と音楽を楽しんでた。この子はティファニー。」
フィン「やめろ!レイニーコーンがやくだろ!」
ジェイク「フィン、人ごとだと思っているのか?」
フィン「なんで僕がヤキモチをやかなきゃなんない?」
ジェイク「それはな…ティファニーは男だからさ!」
ティファニー「ジェイクは俺の親友になったのさ!永遠に!」
フィン「ぅぅううう〜!!!お前なんか!!!!(ティファニーに殴りかかる)」

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ティファニーを容赦無くぶん殴るフィンの傍、レイニーコーンがどうしてジェイクにこんなことをしたのか尋ねる。めちゃくちゃレイニーコーンとフィンにヤキモチを焼いている、もちろん自分がレイニーコーンとフィンが仲良くさせたこともわかっている、と告白。自分の矛盾に苦しむジェイク。

レディーレイニーコーンとジェイクの会話
ジェイク「俺様は大バカものだ、許してくれ。」
レイニーコーン「もうよい、ダーリン。あんたはおバカさんだから好きなんじゃ。自分が利口に思える。あっはっは・・・。」
ジェイクとフィンの会話
ジェイク「俺様がバカだった。許してくれ。」
フィン「やめろよ。そんな話、聞きたくない。」
ジェイク「もう馬鹿な真似はしない」
フィン「待って! それよりバカでいようよ、ずっとさ!」

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最後はみんなでハグをしておしまい。

フィンは、「多様性の尊重」「矛盾する人間の心を寛容に受け入れる態度」があように見える。相手の考え方・思考の部分をを「許す」・「許さない」ではなく、存在としての寛容や尊重という態度が大きいとラストだったと思う。しかし、12歳には珍しい寛大さをもつ一方でティファニーやアイスキングを話を聞かずにぶん殴る・迫害する「正義の性格」も反面意識したい。

エピソードが進むにつれ、フィンの正義がどう変化していくのかも観察していきたいと感じるエピソードだった。

🔍 見つけたもの

本エピソードは、2010年のエミー賞受賞。

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