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1.75日/回

気づいたら神無月

というわけで、2018/19V.LEAGUEの開幕まで2週間を切りました。

開幕直前というやつです。ファンとしても来るリーグに向けて着々と準備中…といいたいところですが…

昨シーズンのリーグ観戦はやむなく強制終了せざるを得なかったため、私の中での2017/18リーグが未だ終わっていないような感覚すらあります。当然、頭の中ではそんなものはすっかり終わっていると理解していますが、感情がついていけていない、ものすごい消化不良感。

そんな消化不良感を抱えながらも、時間は過ぎていくわけで。

変化

今年の2月中旬に突然訪れた母の逝去により、私の生活も大きく変わりました。細かく言い出したらきりがないのですが、一番大きな変化は生活の拠点が主に実家になったこと。

そこには今はまだ程度は軽いといえど一定の支援が要る父がいる。

以前のように時間と予算と体力が許せばホイホイ出かけるというわけにはいかなくなりました。フルタイムで働きながら家庭のいっさいがっさいを切り盛りせねばならなくなったため、バレー観戦を含め遊びに行くにはそれ用の時間を作って、事前に段取りと根回しをして、初めて出かけられる現状。

それでも、出かけられるのは日帰り。泊まれたとしても頑張って1.75日。

1.75日とはえらい半端だと思われるかもしれませんが、けっして2日ではなく1.75日なのです。1日は泊まったとしても、翌日の夕食はちゃんと帰って用意したい。

そうしないことで父が死ぬわけではないのだけど、家族としてそこは可能な限り譲りたくないのです。

遊びに行く以上は、仕事はもちろん家のことも疎かにしたくない。けっして几帳面でも完ぺき主義でもない私ですが、これは私のバレーファンとしての矜持だと思っております。大げさかもですが。

支えてくれたもの

それでも2月中旬以降、悲しみに暮れる暇もなく日々の生活が一変したことに戸惑い、忙殺されていた私を支えてくれたのは、バレーボールというコンテンツでした。

少しでも時間が合えばさっと見に行って、パッと帰ってくる。写真も撮ったり撮らなかったりで、選手はおろか友達の誰にも声を掛けずに帰ってくることもしばしありました。
ただプレーを見ているだけで楽しかったのです。

参考までに、2月の中旬以降、足を運んだのはこんな感じで。

2018年2月25日 地域リーグ東部大会@刈谷
2018年3月14日 チャンピオンマッチ@べっぷアリーナ
2018年4月8日 FLV@代々木
2018年4月21日 つくばファン感
2018年4月29-30日 九州大学リーグ男子1部@西工大
2018年5月3日 黒鷲旗@大阪
2018年5月13日 関西大学春季リーグ女子1部@龍谷大
2018年5月20日 九州大学春季リーグ男子1部@那覇
2018年6月10日 東海実業団リーグ@刈谷
2018年6月24日 つくば×岡崎建設 練習試合@土浦市青年の家
2018年6月29-30日 西日本インカレ男子@広島グリーンアリーナ
2018年7月16日 サマーキャンプ@羽村スポーツセンター
2018年7月15日 中部総合@豊川
2018年8月忘れた ジェイテクト練習見学
2018年8月11日 近大合宿
2018年8月17日 クラブカップ@大阪
2018年8月25,26日 国体九州ブロック予選@いちき串木野
2018年8月29,30日 5学連@AGU
2018年9月1日 サマーカップ@JFE体育館
2018年9月2日 東海実業団リーグ@刈谷
2018年9月15日 天皇杯九州ブロックラウンド@島原市
2018年9月22日 九州大学秋季リーグ男子1部@西工大
2018年10月5日 福井しあわせ国体@あわら市農業者体育センター
2018年10月6日 ジェイテクトファン感
2018年10月14日 東海大学秋季リーグ男子1部(振替分)@AGU

「なかなか出かけられなくなった」ってどの口がそれ言うか…

な観戦記録ですが、これでも確実に1回の観戦にかけている日数と時間は減っています。
何より帰りのスケジュールありきで動いているので、この半年だけでも、お目当ての試合が佳境に入った頃に後ろ髪ひかれる想いで会場を後にしたことも1度ではありません。

例えば、この時とかね。

観戦カテゴリの変化

こうして列記してみて気づいたのが、思った以上に大学やクラブといったカテゴリーの観戦が増えたこと。会場で会った友人に「豆さん、どうして今日は来たの?」と聞かれることも少なくありませんでした。

愛知という地の利もあって、行ける範囲で動いていたからというのも大きな理由なのですが。

大学やクラブチーム、V.LEAGUEでもいわゆる下部リーグに属する方々は、バレー自体が生業ではない分、「バレーが好きだからこそそこにいる」のだと認識しているのですが、彼らの多くが実に楽しそうに、元気にバレーをしておられまして。

そんな彼らの試合の観戦を通じて「やはり私は、元気に楽しそうにバレーをしているのを見るのが好きだ」と気づいた次第です。

当然、自分が当事者だあるはずもない。難しいことが分かる訳でもない。
ただ、楽しそうに全力でプレーするのを見ているだけで、こんなにも私自身が元気になるものなのかと。

今更ながら、新たな発見です。お恥ずかしい。

そしてこれらのカテゴリーについては、どんだけ遠征しても基本的には「ただ試合を見るだけ見て帰ってくる」だけだったりします。

いわゆる「出待ち」をしていない。

誰かに声を掛けることも掛けられることもむしろやぶさかではないのだけど、もともとそんなに(話し言葉は)饒舌ではない上に、いきなり見ず知らずのおばちゃんに声を掛けられた方はきっと困るだろう…と思って躊躇しているのが正直なところだったりします。

特に学生さんに対しては、ね。

当事者側からしてみればきっと、「こいつ何者?」と思われてそうですが、まぁそれはそれ。

貴方達のプレーが見たくてただそこにいる。そういうもんだと思ってください。

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