DAO TOKYO 2024 カーボンオフセットレポート
イベント概要
DAO TOKYO 2024は、アジア最大規模のDAOに特化した国際的なイベントで、2024年8月21日から22日にかけて神田明神で開催されました。このイベントには、世界各国からトップクラスのDAO専門家やコントリビューターが集結し、最大1,000名の参加者を迎えました。
カーボンフットプリント計算
イベントの環境負荷を正確に把握するため、「Carbon Footprint Calculator for Business Events in Tokyo」を使用して排出量計算を行いました。その結果、DAO TOKYO 2024の総排出量は105.429 t-CO2と算出されました(図1)。
カーボンオフセットの実施
KlimaDAO JAPAN株式会社は、イベントのカーボンニュートラル化を目指し、以下の方法でカーボンオフセットを実施しました:
参加者との協力:
「tancre」プラットフォームを通じて、Jクレジット2 t-CO2分のオフセットを実施(図2)
約20名の参加者がこの取り組みに協力
KlimaDAO JAPAN株式会社による追加オフセット:
Verra認証のボランタリークレジットを利用して104 t-CO2分をオフセット(図3)
合計で106 t-CO2のカーボンオフセットを達成し、イベントの排出量を上回るオフセットを実現しました。なお2 t-CO2分のJクレジットについては、Jクレジットトークンの無効化に加えて、Jクレジット登録簿システムで無効化処理を実施した(図4)
成果と意義
カーボンニュートラル達成:
総排出量105.429 t-CO2に対し、106 t-CO2のオフセットを行い、イベントのカーボンニュートラル化を達成しました。参加者の積極的な関与:
約20名の参加者がカーボンオフセットに協力したことは、DAO TOKYOへの強い支持と環境意識の高さを示しています。環境配慮型イベントのモデルケース:
Web3/暗号資産業界におけるイベントでのカーボンオフセット実施は、他のイベントや企業にとって良いモデルケースとなりました。啓発と教育の機会:
参加者にカーボンオフセットの重要性を実感してもらう貴重な機会となりました。
結論
DAO TOKYO 2024でのカーボンオフセットの成功は、イベント主催者の環境への配慮と、参加者の積極的な協力の結果です。この取り組みは、今後のWeb3イベントにおける環境負荷削減の重要性を示す良い例となりました。今後も継続的にこのような取り組みを行い、業界全体の持続可能性向上に貢献していくことが期待されます。
作成:KlimaDAO JAPAN株式会社 日時:2024年10月17日