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【ツマグロヒョウモン】蛹のきらめく粒々の脅しも、ニホントカゲには通じず…
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まさか、触るまでは動きもしなかった蛹を、ちゃんと餌と認識して食いつくとは思わなんだ。
ツマグロヒョウモンが、壁を登るのが面倒だったのか、家の外壁のかなり低い位置で蛹になってしまった。
まだ新しめの蛹(4−5日以内)は、触れば動くけど、何もなければ静かにしている。ニホントカゲがスススーっと近寄ってきた時も、蛹から敵が見える訳じゃないので、当然、動かずぶら下がったままだった。
どこかで、トカゲは動くものしか餌として認識しない、と聞いていたし、蛹はトカゲの口に比べてかなり大きかったので、よもや食べはしないだろう。
と思っていたのだが、何と、ためらいもなく、ニホントカゲはいい高さにあったこの蛹にガブッとかみついた!(全然動いてないのにどうして!?)
蛹からしたら、「万一近づかれても、このキラキラのメタリック突起の輝きで、敵をビビらせて撃退よ!」と思っていただろうに、なんてこった。
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蛹は、びっくりするほど暴れまくって抵抗していた。ニホントカゲの口に一口で入る大きさではないので、ガブガブと噛まれ続けて、かわいそうに、蛹の悲鳴が聞こえてきそうな暴れっぷりだった。
トカゲは、ついにちぎれてしまった蛹を縦に飲み込み、満足そうに立ち去っていった。あとには、橙色の血溜まりが残った。(うげー。)
蛹の体液が橙色だったのはなぜだろう?羽が橙色の蝶になるので、内部ではその準備中だったのかもしれない。
うちの「猫の額庭」での場合、やや高めの場所で蛹がしっかり固まってしまえば、アリにもやられることなく、大体は無事に羽化している模様です。
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