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見た目は子供、頭脳は大人、その名は… 美波の家編

起きたら身体が縮んでいた
すると、いつものように幼馴染の梅澤美波が来てしまった
正体を隠す為
星野流星という名前を西野飛鳥に変え、
美波に世話をしてもらうよう頼んだ
そして、今から美波の家に向かうところであった

美波:飛鳥君行こっか!

西飛(流星):うん!

美波:はい

美波は手を出す

西飛(流星):???

美波:危ないから手を繋ごっ?

西飛(流星):(はぁ?なんでだよ…でも、ちょっと可愛いと思ってしまった)
う、うん…

ギュッ

西飛(流星):(親にはなんて言おう…)

美波:心配?

西飛(流星):うん…

美波:大丈夫!すぐ帰ってくると思うから

プルルルルル…
プルルルルル…

美波:あ、ママ!
ちょっと話したいことあるから家にいる?

美波ママ:いるわよ

美波:わかった!もう直ぐ着くから

美波ママ:はーい

西飛(流星):(俺も後で電話しないと…)
久しぶりに来たなぁ

美波:ん?来たことあるの?

西飛(流星):(やべっ、つい声に出てしまった)
んん!ないよ!

美波:そうだよね

ガチャッ

美波:ただいま〜

美波ママ:おかえりなさい
あら、その子どうしたの?

美波:この子、流星の親戚の子供なんだって
それで流星が両親のところに行ったらしく
この子が家に居たの!
アイツ、こんな小さい子を1人にするなんて信じられない
あとで電話してやる

西飛(流星):今、流星お兄ちゃんは飛行機の中じゃないかなぁ

美波:あ、そうか
それで流星に頼まれたんだよね
ママどう思う?

西飛(流星):(いつまでもつか)

美波ママ:ご両親はどうしたの?

西飛(流星):いない…
源おじさんと結衣おばさんに引き取られたの

美波ママ:まぁ…
ごめんね

美波:でも流星の親戚とはいえ、流星の幼少期にそっくりじゃない?

西飛(流星):ギクッ

美波ママ:そう言われてみれば似てるわね

西飛(流星):よく言われる。
僕、いつもメガネをかけてるんだ!

美波:もしかして流星だったりして…

西飛(流星):そんなわけないよ〜ヒューヒュー

美波:流星も誤魔化す時、口笛鳴らすなぁ

西飛(流星):(マジかよ!)
ファーファー

美波:何それ

美波ママ:でも、美波。この家に居させるのは構わないけど寝る時どうするの?

美波:まだ小学生だし一緒のベッドで寝よっか

西飛(流星):ポーーープシュー
バタン

美波:あ、ショートした

美波ママ:いくら小学生でも今は1人で寝るんじゃないかな?

西飛(流星):うんうんうん!

美波:でも心配だから、同じ部屋では寝ようね☺️

西飛(流星):はぁ〜
(あ、そう言えば…)

美波ママ!お手洗い貸してください!

美波ママ:あら!ママだって懐かしいわね
どうぞ!

西飛(流星):スタタタタタ〜

美波:ん?初めて来たにしてはトイレの場所わかるんだ。おかしいなぁ

西飛(流星):ガチャッ
ふー、これキツイ!マジでどうしよう
そう電話

プルルルルル
プルルルルル

ガチャッ

西飛(流星):もしもし

源:どちら様?

西飛(流星):僕だよ僕!

源:そんな小さい子供うちにいなかったぞ
でも、その声…

西飛(流星):そう流星!流星だよ!

源:はぁ〜わざと声変えてんのか?

西飛(流星):いや、声変えてなくて
話せば長くなるんだけど身体が小さくなったんだ

源:嘘はよろしくないな
結衣さん!ちょっと来て!
流星からの電話なんだけどおかしくなってしまったらしい

結:もしもし

西飛(流星):もしもし!お母さん!
朝起きたら身体が縮んでたんだよ

結衣:嘘っぽいけど
声は幼少期の流星の声ね

西飛(流星):今、美波の家にいるんだけど

結衣:ん?どういうこと?

西飛(流星):美波に家で小さい状態で会ってしまってどうしようもなく、名前を変えたんだよ
西野飛鳥に…

源:西野…飛鳥…
それもしかしてだけどアイドルから名前取ってないよな

西飛(流星):………
なんでわかんだよ!気持ち悪いなぁ

源:お父さんを舐めるんじゃない!

結衣:それでどのくらい小さくなったの?

西飛(流星):これだと小学1年生くらいかな

結衣:10年…
今、テレビ電話できる?

西飛(流星):わかった!する………

美波:飛鳥君!お腹でも痛いの?

西飛(流星):やべっ!美波来たからまた後で電話する

結衣:ちょっと!

プーー、プーー

ジャーー

ガチャッ

西飛(流星):身長低いから届かなくて
時間が掛かってしまいました。
ありがとうございました!ペコ

美波:可愛いね〜
じゃあ手を洗おうか?
届く?

西飛(流星):🙂‍↔️

美波:じゃあ抱っこしてあげる
よいしょ!

西飛(流星):うわ〜お姉ちゃん力持ち〜
(いつか精神崩壊するな)

美波:は〜い。蛇口開いてね〜

西飛(流星):キュッキュッ

ジャー

美波:手拭きはこれ!

西飛(流星):ありがとう😊
いつかは自分でできるようになるね!

美波:はぁ、可愛すぎて命もたないかも

西飛(流星):(こいつこんなやつだったのか)

美波:じゃあ部屋にいこっか

西飛(流星):(美波の部屋なんて何年ぶりだろ)
(というか、入っていいのか…)

ガチャッ

西飛(流星):(うわ、シンプル)
(でも、あれって)
美波お姉ちゃん!
あの写真なに?

美波:あれはね…
小さい時に撮った流星との写真だよ
宝物なんだよね

西飛(流星):………

流星お兄ちゃん喜ぶと思うよ

美波:そうかな?

西飛(流星):絶対!

美波:それなら嬉しいな☺️

西飛(流星):(嬉しいに決まってんだろ?美波)

To be continued…

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