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Apples4発売決定

紆余曲折、四季折々、七転八倒そして八起きした2022年ももう後数ヶ月で終わります。
去年と、今年と本当にジタバタしておりました。
いつもこういうとき思い出すのは、キャッチミーイフユーキャンのセリフ。
「ミルクの入った鍋に2匹のネズミが落ちました。」
のくだり。文言は正確に覚えてないけどよーするに
1匹は諦めて溺れ死んだけれど、もう1匹は必死でもがいたらミルクがバターになって生き延びたんだ。
という例え話。

そういうわけで、今年は随分と楽曲を世に送り出しました。
EGOもリリースされ、ラムスプリンガEPもリリースされ、applesシリーズもリリースされ。
結構な曲数リリースしたなと思います。
ついてきてくれてるみんなもすごいなと思います。
でも、どの曲も違ってどの曲もいい。
そういうところを目指しています。

自分が学生の頃にはサブスクなんてなくて、基本的にはCDを買うかレンタルショップでレンタルしてパソコンに取り込むか。
今思えばレンタルしてパソコンに取り込んで聴くのすら罪悪感があったように思います。
どのアルバムも、どんなタイミングで買ったか借りたか思い出せました。
お気に入りの曲たちとプレイリストが電波のつながってないipodにどんどん増えていくのが嬉しくもあり、とても通学時間では聴ききれない曲数がipodに入っていくこともなんだかちょっと音楽を腐らせてしまいそうなちょっとした不安もあったりして。

でも時代は変わったと思います。
授業中に突っ伏して眠ってしまったときに顔についた服の跡くらいはっきりとした境目を持って、変わりました。
どれだけもがいても時代というのは流れていきます。回転寿司のように。

時代の過渡期はいつも誰かが苦しいと思います。
自分も色々と考え感じ葛藤したりしておりました。
だけど、過渡もそろそろ渡になったのかと思う今日この頃。
最近は開き直って自分の世界を自分で構築するという世界観で生活しています。
職業森良太としてなんだかいろんなことを開き直ってしまったわけですね。
apples計画を思いついたのも今年の初めです。
今は随分と計画も進行して、applesのおかげで世界がさらに広がろうとしています。
自分の世界を自分で作れる時代になったとも言えるのかもしれないです。

いろんなアーティストが、大規模な施設を使わずとも音楽を制作できてしまうこの時代。
そりゃ、やはりでっかい商用スタジオで録音する音は素晴らしいものがあります。
レコーディングスタジオというのはアーティストの心や現在地を記録するためにたくさんの人が工夫を凝らして、伝統を繋いだ場所なのです。
レコーディングスタジオという場所がなくなるということは考えにくいですが、それでもやはり、昨今のDIYの流れの影響もあって、随分と苦境に立たされているんだなと思ったりもするのであります。
メジャーを経験させてもらった身としては、もう一度商用スタジオを使って素晴らしいものを作りたいな。
という思いはもちろんあります。
だけど、自分の現在地はそこから少し離れたところにあるみたいです。

いろんなことをやってみないと納得できない気質のせいでおそらくみんなのことを混乱させたりもしてるんだな。
ということもなんとなくわかりつつ、メインストリートの横の藪をひたすら自分で切り開いているような気持ちで過ごしています。
ワンマンをやるよ!と言ってもサーキットで良い時間帯にライブをさせてもらっても、ブライアンをやっていたときのような反響もなく、手応えのない日々を過ごしていました。
それはいろんなところに要因があると思いますが、少しだけ寂しいな。
とか思ったりもします。
だけど、自分の道を切り開いているところなので仕方ないなと思います。
結果が出るまでずっと踏ん張りどき。
そんな生き方を選んだのです。
自分の力でやってみたいんでしょ?
って、神様も言ってると思います。いたとしたら。

音楽を正直にやっていたいとかそんな鼻水垂らしたみたいな甘いこと、今でも思います。全然思います。
自分の魂と体で表現したいと思います。
誰かのそれでは嫌だな。と思います。

だから、自分の世界を広げていくしかないと思いました。
ぶっちゃけた話、今の音楽シーンに自分の居場所なんか全然見つけられる気がしません。
共感もできなければ憧れもしない。
それは自分が歳を食ったとかそれだけの理由ではないと思います。
人工的な奇跡に感動できるほど素直ではなくなってしまった。
大きな社会の中の一部として予定された人生を過ごして、管理されながら死んでゆくのだろうか。なんてそんな途方もない気持ちになったりもします。

音楽家にとっての自由ってなんだろう。
そもそも、音楽で生きるってどういうことだっけ。
っていうか生きるってむずくない?
なんかそんなことを日々思いますが、その答えは自分にしかわからないよ。
ってそういうところまでは藪を切り開いたように思います。
ここに何を作るか。どうやって仲間と飢えずに生きるのか。
そこにある喜びななんなのか。
全部やっぱり、愚直にやってみるみたいですこの森という人間は。

そういうわけで、無事になんとかボロボロになりながらもapples4がリリースされそうです。
幸か不幸か楽曲なら泉のように湧き出してきます。
だって色々感じてるもの。
とても考えてるもの。
まだ、止まる気配はありません。
というか、こんなところでくたばったりはしません。
自分にはまだまだやるべきことがあるので、それが終わるまでは死んでも死にません。

そういうわけで、こっからもどんどん納得いくまでやります。
誰も届かないところまで行くつもりです。
そしてそこにみんなを連れていくつもりです。
俺はもがく方のネズミなので、苦しみをバターにしてうまいトーストを焼いて塗って食います。
衛生的にどうとかそういう話はいまはしてません。

自信を持って良いものできてるので
apples4買ってくれよな!!!!
みんなの耳と心で、俺に未来を繋がせておくれ!!


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