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改造ガンプラ制作記(②3DCG編)

3DCGのソフトは色々あり、「blender」「fusion360」などあります。
自身使ってるのは「Zbrush」というソフトで、粘土をこねるような感覚で造形できるのが特徴のソフトかと思います。
もちろん機械類のような造形も出来、専門的な用語もあるので
こんなんあるんだなー程度でスッ飛ばして頂いてOKです!('Д')

さて、前スキャナー編で調整したデータを元にバケツ頭を作っていくのですが、基本的にシンプルな造形から作っていきます。

円柱オブジェクトを用意して角に「Zmodere→クリース」
若干斜めの角度を入れたいので「マスク→ポリグループ分け・角になる境目にまたクリース・ポリグループ分け部分を縮小」してC面を作ります。

A:円柱を淵作り

スキャナーで取り込んだ首回りに沿うように「MOVEブラシ・スムースブラシ」など使って形にします。
形にある程度問題無ければ頭を「複製→縮小(厚さを意識して)・フォルダーにまとめて、減算にして」これで穴やモールド前の形を「LiveBoolean」で状態確認します。

B:大モールド・穴開け

穴や単純なモールドを彫りたい場合はオブジェクトを作り、フォルダーに纏めて減算、これも「LiveBoolean」で確認します。

C:形に添ったモールド

モールドポリグループ分け

円柱状のオブジェクトに対して「マスク→ポリグループ分け」してモールド部分を区分けしていきます。
マスクは正面・横・斜めなど視点を変えながら、マスクペンは直線が欲しいので「囲い揉み・直線・反転」も使用しながら選択します。

この時点で斜めの箇所がガタガタになっていれば、「ジオメトリ→ディバイド」で解像度を上げ。
「ブラシ選択・Smoothグループブラシ」を選択して整えます。

ポリグループ分けが出来たら凹部分になるのポリグループを選択。
移動軸を中心に設定して中心に向かって適度に縮小させます。

「LiveBoolean」で問題無ければフォルダーに纏めて「DSdivブーリアン」で減算後の形を出します。

D:内部構造の制作

この辺は作りながら模索してました。

内部と外側の構図

後ハメ加工とカメラアイの稼働ができないかと考えてこういう形に。
固定オブジェクトを外側と最後に結合させます。
「図C」のボディー接続部は何度か「プリント出力~修正」をしてこの形になりました。
スキャナーの精度の問題で、ミリ単位の造形(モールド・凸部)は潰れてしまうので残念な所。

実際のモデル

と、このような感じで
A~Dをイイ感じに造形しては調整、また出力して確認を繰り返して
今回は3回ほど、納得出来たところで3DCGは完成です。

ラブルスヘッド

デジタルとアナログな作業の繰り返しですが、
普段作ってるプラモデルの金型なんかこういう作業の繰り返しなのかと思うと脱帽ですね!( ;∀;)

次回は3Dプリンター編です。

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