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ポケモンと行く(メガネひこうテラステツノコウベ編)

こんにちは。私です。
今日もポケモンSVのポケモンを紹介していこうと思います。

さて、ポケモンにはタイプ相性があり、使う技と受けるポケモンのタイプによってダメージが変わってきます。
わかりやすいところで言えば弱点ですね。みずタイプの技はほのおタイプのポケモンの弱点なので、2倍のダメージを与えることができます。
続いて半減です。これは読んで字の如くダメージが半分になってしまいます。でんきタイプのポケモンにでんき技を打った時などですね。
そして、最後に無効、というのがあります。前回のペルシアン編でもお話ししましたが、例えばゴーストタイプのポケモンにノーマルタイプの技は無効化されてしまいます。無効化されるとダメージは一切通りませんし、追加効果も発生しません。

そこで考えるのが、半減・無効化されないタイプの技は強いんじゃないか、ということです。現状、無効化されず、半減タイプが少ないのがフェアリーとひこうタイプです。そして、その中でも、威力が高い技「ぼうふう」があるのがひこうタイプでした。

さて、ここまで来て私は思いつきました。
ひこうタイプにテラスタイプして(タイプ一致テラス威力2倍)、こだわりメガネ(特殊技威力1.5倍。だが一度使った技しか出せなくなる)を持たせて、「ぼうふう」(威力110)を打てば大体どんな相手も倒せるんじゃないかと。
というわけで、探してきました。ぼうふうをタイプ一致で打ててとくこうが一番高いポケモンを。それがテツノコウベさんなのです。

ということでまずはテツノコウベさんのスペックから。
H94-A80-B86-C122-D80-S108(合計570)
という感じです。特殊型中高速アタッカーですね。
現環境、S108というのは結構早い部類です。ですがパラドックスポケモンが解禁された今、あまり高いとも言い切れない微妙な感じ。ですが、決して遅くはないので、大体のポケモンを上から殴れるはずです。

さて、ここから「ぼうふう」をどう当てていくか、という話をします。
威力の高いぼうふうですが、デメリットがないわけではありません。命中が70しかないのです。つまり、3割の確率で外れるということですね。ターン制のゲームであるポケモンにとって、技が当たらないというのは致命的です。1ターン相手に猶予を与えるということになりますからね。
それを解決するのが「あめ」です。ポケモンには天候のステータスがあり、「はれ」ならほのお技の威力が上がったり、「ゆき」ならこおりタイプの防御力が上昇したりします。そして、「あめ」下では、「ぼうふう」が必中になります。
これを利用しない手はない。

ということで、今回は場に出るだけであめを降らせることができるペリッパーさんを相棒として採用します。特性の「あめふらし」で、場に出た時にあめ状態にすることが可能です。さらに技、「おいかぜ」を採用することでさらにテツノコウベさんを援護します。おいかぜは、自陣のポケモンのすばやさを2倍にする能力です。これにより、テツノコウベさんより早い環境ポケモン、ドラパルトなどの上を取ることもできます。

さらに、テツノコウベさんの火力を底上げするために、特性「クォークチャージ」を発動させます。このクォークチャージは持ち物「ブーストエナジー」を持っている時か、場が「エレキフィールド」状態の時に、自分の一番高い能力が上がる、というものです。今回、テツノコウベさんの持ち物は「こだわりメガネ」なので、場をエレキフィールドにする必要があります。
そのためにバチンウニさんを採用しました。バチンウニさんは特性「エレキメイカー」で登場時に、場をエレキフィールドにすることができます。これでテツノコウベさんのクォークチャージが発動し、特攻がさらに上昇することになります。

さて、このテツノコウベさん。理論的にはかなり強いのですが、実際どうだったかというと、微妙でした。
「またかよ!」と思われそうですが、私のポケモン育成論は大体こんな感じです。
何が微妙だったかというと、まず、現環境、特殊攻撃の通りがあまり良くないというのがあります。特殊攻撃は特防の値で受けるダメージが変わるのですが、特防の高い特殊受けのポケモンというのはどのパーティでもいるものなんですね。さらに言えば、特殊攻撃は持ち物「とつげきチョッキ(特防が1.5倍になる)」によって大分軽減されてしまう場合が多いです。なので、こちらがいくら火力を上げようが受けられてしまう場合が結構あったのです。
あと、テツノコウベさんが出てくる前に、雨展開役のペリッパーさんがかなり場を荒らしてくれるので、テツノコウベさんがぼうふう打たなくてもいい、という状況になってしまいました。ペリッパーさんもぼうふうを覚えるし、自分で雨を降らせることもできるので、ペリッパーさん自体必中ぼうふうを打てちゃうわけです。そうすると、相手の特殊耐久のないポケモンは結構削れます。さらにペリッパーさん、結構耐久があります。Hに振るだけでようきいのちのたまガブリアスのげきりんを耐えます。場持ちも良いので、いよいよテツノコウベさん出る幕がなくなってきてしまうんですね。だったら、テツノコウベさんの枠を特殊耐久型を崩す物理アタッカーとかにしてしまった方がいいという結論に至ってしまったわけです。
結局、テツノコウベさんは理論上最強ぼうふうを打てるロマン砲として、パーティのベンチを温める係になってしまったのでした。

理論と現場の状況が噛み合わないのはポケモンでも一緒ですね。
次回は自信を持って強いと言えるポケモンを紹介したいものですが、どうなることやら⋯⋯ 。
ともかく新しい型のポケモンを思いついたら記事にします。
それでは。

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