【日記】ポリープ生検
7月1日から7月7日までの日記です。
2024.7.1
上半期の終わりを見送る暇もなく今週も実習が始まった。
最近加入してしまった (してしまった…?) Netflixで梨泰院クラスを見始めた。
数年前にかなり巷で話題になっていた韓国ドラマでありちょっと興味もあって視聴開始に至った。
男の子はみんなクォン・ナラが好きだと思う。
2024.7.2
クチャラーに顔を顰めてしまった。
食事をする際、咀嚼するときに口を開けるとクチャ、という音がする。このような食べ方をする人をクチャラーという。
まさか同じ班の人間にクチャラーがいたとは。
言ってあげたほうがいいものか迷う。
多分今のうちに指摘してあげた方がいい。
純音聴力検査をした。
高校生ばりの検査結果となっていて、老いを感じない健康体であった。
2024.7.3
外来で予診を書くよう言われ、書いた。
書いたと言っても文書を電子カルテに書き写しただけであるが。
でもこういう小さな実務を学生のうちに積み重ねていくことは大事だと思っている。
いい経験だった。
2024.7.4
手術に参加した。
耳の下の皮膚縫合をやらせてもらった。
顔を縫うのはかなり緊張した。
2024.7.5
ポリープ生検を成功させた。
好酸球性副鼻腔炎という病気がある。
中耳炎を合併し、鼻の中にでかいポリープの塊ができてしまう病気である。
外来での検査としてファイバースコープ (細い内視鏡) で鼻の中を見たり、あとはポリープができていれば組織をちぎりとって検査したり、がある。この結果を診断に用いる。
この2週間、外来でこの症例が疑われる患者さんが来るたび、
「じゃあ生検やってもらうからね」
と指導医にチャレンジさせられている。
2回やらせてもらって2回とも途中で交代している。つまり失敗である。
この失敗続き、難しいことをやらされて出来ないことは当たり前であるもののなかなかメンタルに来ていて少し病んでいた。
この科の実習最終日である本日、この症例疑いの患者がきた。マジか~と複雑な感情になる。
ハサミ状の生検用鉗子 (かんし) を鼻に突っ込む。
今回は過去2回と比べてスコープでよく見えて位置関係が分かりやすかった。
押し当ててちぎりとった。
この瞬間、正直かなり嬉しかった。
ただ患者さんが診察室を出るまでは感情を出すのは我慢。
「おおおできたやんか、いいやん」
無茶苦茶な指示を出してくる指導医もこれには賞賛で嬉しかった。
ここまで実習をこなしてきて、手技は回数チャレンジして体で覚えなければならないと感じている。今後も手技を経験させてもらえる機会は逃さず自分のものにしていきたい。
2024.7.6
病院見学の調べ物をしていたら一日が終わっていた。
インターステラーを見てボロ泣きした。
子を思う愛は時空を超えるんだなぁ。
2024.7.7
七夕なので短冊を書いた。
みんなも健康に過ごせますように。
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