残る才能

みごとなまでにやる気がない。
こうなるとてこでも動かない、動けないのが僕だ。
ほんと、自分でもまったくどうしようもない。
毎日変わらずこつこつできる人が周りにはいる。
そんな彼らを羨ましく思う。

憑きものがついたように、ひらめきが生まれて、
自分でも感心するぐらいのものができるときが
ある。

それが、ある程度続けば、みごとにやる気が失せる。
そして、行いの積み重ねも失せて、いったい自分は
どうしてあんな事ができたのだろうかと、首を傾げ
ようになる。

前の積み重ね、もしくは、ある程度の線で、過去と
おなじような品質で創造し続ける人を才能があると
いうのだろう。

素人と玄人の差はそこなのかもしれない。
誰もが小説家や、映画監督になれる、一作ならば。
そんなことを聞いたことがある。そうなのだ、
どんな状態でも、同じ品質を作り出せることは
才能の証であり、重要な条件である。

あらゆる人が発信をして自分の才能を世の中に
問うている世の中でも、同じ品質で出し続ける
人は少ない。機会は増えるが、残る才能は少ない。

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