趣味

趣味は必要なのか否か。

永遠の課題かもしれない。生活するだけなら不必要。
仕事で充実するならば余計。効果無く、金と時間が
奪われるだけ。

それでも人はパンのみで生きるにあらず、というか、
仕事や日々の生活だけで満たされず、趣味を持つ。
正確には持つ人がいる。

生活や仕事があまりにもつまらないからだろうか。
それだけでは表現できない想いがあるのだろうか。

この間ニュースを観ていたら、認知症の症状の中に、
長年続けていた趣味をやめてしまう。というのが
あった。

認知症になると、新たなものへの好奇心や、意欲が
削られていくようだ。新しいことは、面倒で、戸惑
うばかりである。しかし、そこに強い希望と歓びが
あるから人は行動する。それが、新しい広がりを人
生にもたらす。その労苦を、認知症になると行えな
くなる。過去の中に沈んでしまう。

固定化されやすい人生に、願うべき目的地を用意し、
興奮を与え、前を向かせ、強引に快活に困難を超えさ
せるのは、趣味が持つ一つの効用なのかもしれない。

確かに、必要の無いものなのかもしれないが、それ
がなくても、生きていけるものかもしれないが、あ
ったら、あったで、実にいいものだ趣味というのは。

走って取りにいくほどに、いい味を持つものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?