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サハラマラソン完走報告会2022

今年の4月、サハラマラソンを完走したタクシー運転手・藤本幹人さんが、パクチー銀行でサハラマラソン報告会を行なった。

約1年前に初めて連絡をもらい、サハラマラソンについて何度かオンラインでやり取りをした。サハラマラソン関連の会合に昨年は参加しなかったので、その後会う機会がなく、初めて対面したのは今年の3月だった。渡航数日前に、「佐谷さんに会っておきたかった」と鋸南を訪ねてくれた(タクシーで一緒に往復)。

その時に初めて彼の個人的な話を少し聞き、興味を持ったので「報告会」についての考えを聞いてみた。案の定、人前で話す、発表するなど考えたこともないというので、サポートを約束しつつ、その場で報告会の告知ライブを敢行した。本人はビビっていた。

話すことは技術とか慣れによって上達するが、人が聞きたいかどうかはうまいかどうかではない。サハラマラソンにはいろいろな人が参加していて、参加に至るまでに二つとして同じ理由はない。サハラマラソンを走るためのテクニカルな方法やサハラマラソンの概要は、いまやネット上にたくさん落ちている。が、そこに至る特別な人生はどこにも落ちていない。それについて発信していない人ほど、それを限定的にでも発信する価値はあると思っていた。

6月18日・19日の2日間で、藤本さんのサハラマラソン完走報告会を行なった。18日は夜に前夜祭(飲み会)、19日早朝に鋸山トレランを一緒に走る会、同日午後にトークライブ。

前日に本人から送られてきたタイトルがすごかったw
「酒と昭和歌謡とフィリピーナ」
調べればわかることを話してもしょうがないと思うんですと、自分のヒストリーをひけらかすトークライブに決定。そして、ライブ中継は「途中まで」という条件になった。結果から言うと、ライブ中継をしたのは最初の8分のみ。その後、予定を大幅に超えて3時間近いトークライブとなった。

サハラマラソン完走者が多数集まることになった。僕にとっては再会の喜びとなったが、トークライブに来てくれた友人や地元の方々にとっては、とてつもない狂人に多数会う体験となったようだ。

前夜祭に合わせて、サハラマラソン仲間のちもりんが、野猿釣りで釣ったヤリイカを大量に送ってくれた。

当日の朝は、フェリーで来る仲間を迎えに金谷港までトレランし、仲間を加えて保田へ戻った(鋸山縦走チャレンジ)。参加予定者が全員タフな人たちだったので、崩落した林道を注意深く走行。会話もランニングもとても刺激的だった。



保田に戻り、それぞれ銭湯へ行ったり、休憩をしたり。僕は急いでシャワーを浴びてパクチー銀行の営業準備をした。少しずつ参加者が集まり。猪とパクチーの料理を食べたりビールを飲んだり。

そしてお楽しみのトークライブが始まった。「サハラに関係なくてすみません」と言いながら小学校時代の話から。流れを理解していた僕ですら、なかなか進まない話にちょっとドギマギ。しかし、中学→高校→浪人と進むにつれて、本人の人生とその都度考えてきたことに皆引き込まれ、その《サハラへの》道のりを固唾を呑んで聞き入った。

なんやかんやで、当日たまたま鋸山から降りてきた数人を含め、総勢20人が参加。残念ながら鋸南の人はほぼいなかったけれど、鋸南町でこんなに面白い企画が実行できたのは、僕個人としても、鋸南町ふるさと応援団の一人としてもとても嬉しい。

肝心な話は、オフラインですがw

Posted by Kyo Paxi Satani on Saturday, June 18, 2022


パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。