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パクチーハウス三豊

2022年7月26日開催

シンガポールと三豊の2拠点生活をしている友人がいる。いつか行ってみたいと思っていた。

『「ありえない」をブームにするつながりの仕事術』を出版した2019年、僕は全国400店舗に書店営業をした。ほとんど「無視」に近い扱いを受けたが、本を仕入れてくれたりトークイベントをさせてもらうこともあった。高松の書店ルヌガンガは僕が著書に関するトークライブをした書店の1つだ。2019年11月、そのトークライブ終了後に話しかけてきた青年がいた。

いまや、行列の絶えない人気ドーナツ店を営む磯崎裕介さんだ。当時は「めっちゃ悩んでいた」そうで、藁をもつかむ思いで僕の講演を聞きにきてくれたそうだ。移動販売、イベント出店でドーナツ屋を副業で営んでいた彼は、2021年4月24日にパスドーナツをリアル店舗で開店した。

が、そのことに全く気づいていなかった。今年の6月世田谷の自宅のすぐ近くにあるライオットビールの店主が鋸南に来た時、Twitter やInstagramの使い方について指南をうけた。そのとき、「そういえば」と、僕のことを知っている四国のドーナツ屋の話をした。かすかな記憶を頼りに検索すると、あのときの青年が店舗を開いていることが分かった。場所は三豊。

時期が来た。冒頭の2拠点生活をする友人のスケジュールを確認して、三豊への出張計画を練った。そして、やり取りのなかで「うどんハウス」といううどん打ち体験ができるゲストハウスがあることを知った。「うどんハウスでパクチーハウス」と安直に連想し、友人に丸投げした。

友人は友人で、三豊の何人かに丸投げしたらしい。「三豊にパクチーの人が来るみたい」という曖昧な情報が広がったらしい。

三豊に行く3日ほど前、ふと思い出して確認した。準備は特に進んでいなかった。用意されるはずの三豊産のパクチーは、暑さのため入手できず、しかしスーパーその他を営む地元の方の協力で茨城産が2kg用意された。

パクチーハウス◯◯をするとき、パクチーの調達以外は地元の市場やスーパーを見て、即興でつくる料理を決めている。三豊の方につなげてもらい、どうやって来るのですか?と聞かれたので、「決めてません」と答えると、車がないと何もできませんよとの返事があった。

地図アプリを開き、スーパー等を検索。たしかに・・・とても手ごわい。しかし、「できません」には「できました」で応じたい。そう思い、軽いリサーチと現地についてからの直感で食料を調達した。十数キロ歩くことはなんでもないが、炎天下に食材を運ぶミッションをクリアするため、たまたま冷凍で売られていた鰹を買い、保冷剤を兼ねることにしたりも。

パクチーその他少々は、上述のスーパーから取り寄せてもらったが、即興で決める大部分は、用意した大きめのバックパックに納めて運んだ。

会場は「うどんハウス」ではなく「ウラシマヴィレッッジ」だった。丸投げは容易に予定を変える。しかし、丸投げする人、される人の柔軟性と状況への対応力はものすごいもので、結果的にすばらしいパーティができた。コミュニティが生きている。人と人との連携がすごい。

・パクチーサラダ
・トマトとキュウリのパク雑魚味噌
・パク塩砂肝
・キウイと唐辛子のうまいもん
・パク海老ワンタン
・パクライス
・猪パク
・かつおパクチー

<番外編>
・パクチーもヒートアップ!
・生ハムとパクチーのサラダ
・うなパク
・パク味噌汁


パクチーハウスは2018年3月から無店舗展開しています。呼ばれたら行くわけではないけど、楽しそうなら行く! コラボしたい人はご連絡ください。



パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。