黒蝕竜と交わる狩人

十年前のとある日に 俺はこの世にやってきた

徒党を組んで世界を回る このキャラバンの用心棒だ

団長が追う生き物は 生きてるだけで病をばらまく

伝説を聞いて 恐れる人々 皆は隣の町に逃げ行く

村に残った僕らの任は 病の元を絶ちに行くこと

戦に向かう準備を済ませ 病が渦巻く戦地へ赴く

暗くて長い道のりを 空飛ぶ船はぐんぐん進む

船の中にて伝説上の 相手のことを再度調べる

どうやら相手は生きてるだけで 病をばらまく厄介者

思えば俺も今までずっと 夢に見ていたかすかな希望

友達どころか家族もいない 俺とお前はふたつでひとつ

体は違うが心は同じ 周りはいつでも敵だらけ

跳梁し意思を用いず悪成さば 誰か之を裁くべけんや

我らが求めるところは同じ

共に手を取り、いざ行かん

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