「魅惑の心理」マガジンvol.178(若者の言葉に隠された秘密・心理傾向)
若者は言葉の使い方に敏感です。ちょっとしたことで影響を受けて、言葉遣いを変化させて使いこなします。若者の言葉を聞けば、その時代の背景が小さく見えてきます。さらに、新しい言葉を使う若者の性格や思考傾向が見えることもあります。
ちなみに今から20年以上前、2000年に流行っていた言葉は「まいうー」「おっはー」「おっつー」といった言葉でした。「まいうー」はグルメレポーターとして活躍していた石塚さんが使っていた言葉で、業界用語風に言葉を逆にしたものです。「おっはー」は香取慎吾さんの慎吾ママと言うキャラが使っていた言葉です。この二つからはまだテレビの影響力が高かったことがわかります。「おっつー」は女子高生の間でよく使われていた言葉で、「お疲れ様」を短縮したものです。言葉を短縮する心理としては、重々しい社会に対しての抵抗だったり、単なる言葉あそびだったり、複数の理由が考えられますが、「おっはー」も「おっつー」も会話に関係するものであり、コミュニケーションの形をカジュアルにしたいというそんな人間関係の重さの裏返しも感じるものであります。
さて、今回は性格分析のセミナーの中でも一部を紹介しましたが、2022年によく使われている言葉から、今の人たちの性格や思考傾向を考察していきたいと思います。
[目次]
・ワンチャン
・知らんけど
・限界オタク
・それな
・死ぬ
・ヤバみ、わかりみ
・まとめ
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