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「魅惑の心理」マガジンvol.247(ニュースな心理学/2024年8月)

新聞、テレビ、ネットのニュースを見ていると人の言動が不思議に見えることがあります。「何でこんな事件を起こすのだろう」「何でこんなことを言うのだろう」人の言動は、まさに謎だらけ。そこで、報道された小さな手がかりから、人の行動の「なぜ?」を心理学で紐解く、「ニュースな心理学」です。今月も心理的に興味深いニュースが溢れていました。

しまむらグループの子供服がわずか1日で販売中止になりました。「パパは全然面倒みてくれない」などとデザインされたものでSNS上で炎上しましたことが理由と考えられます。拒絶反応する人、肯定派の人、企業側の人、その背景にある人間心理に迫ります。また昨年ごろ言われていますが、水が飲めない子どもが増えているという話。酷暑なのに水が飲めないのは危険です。その背景にある問題を解説します。飲食店の二極化が進む中、人の心に生まれる飲食店カーストの問題、ICカード残高不足児童にバス運転手が威圧的態度で謝罪要求のなぜを心理の視点で解説していきます。

(目次)
・しまむらグループの子供服が炎上と販売中止の心理(1,229文字)
・水が飲めない子どもたち(1,217文字)
・飲食店の二極化が進む、飲食店カーストの問題(1,012文字)
・ICカード残高不足児童にバス運転手が威圧的態度で謝罪要求のなぜ
(710文字)

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