「魅惑の心理」マガジンvol.116（話を聞かない人に聞かせる心理）

話を聞かない人は本当に聞いてくれなくて、聞いてもらうのにとても苦労しますよね。たとえば自分の感情「不快である」ということを伝えても「そんなの大丈夫だよ」って聞いてもらえなかったり、話をしているのに、うわの空だったり、そんな人が全体的に増えていると感じます。これは社会環境と無縁ではなくて、全体的にそうした人を生み出してしまう背景がありそうです。

また、「話を聞かない人に話を聞かせる」というミッションは、心理学を駆使してもかなり難易度の高い問題です。とはいっても手がないわけではありません。「できない」と突き放すにはいささか乱暴です。そこで、今回は「話を聞かない人に話を聞かせる」ためにはどうしたら良いとかいうことを取り上げていきたいと思います。

そのためにまず「話を聞かないのか」という部分を理解することが大事です。そしてどうしたら「話を聞いてもらえる」のかというところへつなげていきたいと思います。

○なぜ話を聞かないのか

これにはいくつかの理由が考えられます。聞かない理由も人それぞれでしょう。ただし、いくつかの顕著な傾向があります。この傾向を解説していきたいと思います。