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「魅惑の心理」マガジンvol.68(同調性から見る人間関係)

最初に質問をひとつします。自粛前の行動を思い出し、下記の質問に答えてください。

Q. あなたは職場の人(学校の友人)とレストランに入りました。するとメニューに食べたいものがありました。そして、店員が注文を取りにきましたが、あなたが注文する前に誰かが注文をし始めました。そんなときあなたはどうしますか?

 1. 気にしないで、普通に自分の食べたいものを注文する
 2. 自分の食べたいものではなく、先に注文した人と同じもの
   を注文する
 3. 最後にみんなに合わせて、できるだけ同じものを注文する
 4. 最後にみんなの注文を見て、大丈夫そうなら、自分食べた
   いものを注文する

この回答からあなたの「同調性」の傾向がわかります。自分に意見や希望があっても、周りの人の意見や行動に合わせられる人を「同調性が高い人」といいます。2、3と答えた人は同調性が高い傾向があります。逆に1と答えた人は同調性が低い傾向があるでしょう。4は中間的な人です。気を遣いながらもやっばり自分の食べたいものを食べたいと考える人です。

この回答は一緒に行くメンバー層や人数によっても回答は変わると考えられます。会社の取引先や上司と行く場合は同調性が高くなるが、少人数で同期と行く場合なら気兼ねしないで食べたいものを注文すると思います。どこで対応が変わるかは、人それぞれでありますが、この同調性の傾向から人間関係に関するタイプが見えてきます。

では個別にタイプを解説していきたいと思います。

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