「魅惑の心理」マガジンvol.57(大人になれない大人子ども)
ツイッターやテレビを見ていると最近よく思うことがあります。プライドが高くて大きなことを言うわりに、非常に傷つきやすくて臆病者。体は成長して大人なのに、どうも子どもっぽいことをする。そんな人が増えていると思うのです。一般の人もそうなのですが、いわゆるコメンテイターとされる人や有識者、ご意見番的な人の中にもこの要素が見られるようになってきました。こうした人たちが急にでてきたと言うわけではなく、1970年代から言われているパーソナリティ障害のひとつです。無責任な要素もあり、発言を自由にし、でも不安感が強く、孤独感を常に持っている。そうした大人になれていない大人子どもの話を今回はしたいと思います。
あれ、ちょっと自分が心当たりがあるかも? 自分の周りの人がそうかもと思ったら、下の質問に答えてみてください。いくつ当てはまるでしょう。
・いつまでも子どもでいたいと思う
・責任感が希薄、人に謝れない
・嘘をよくつく
・話を盛ってしまいがち
・怒りっぽい、つい他人を攻撃する
・我慢が苦手
・興味がないものに無関心
・自分と異なる意見を受け入れられない
・仕事に不満はあるけども改善に協力しない
・アニメが大好きで、いつもアニメの世界に置き換えてものを考える
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