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日経平均が史上最大の上昇も、明日の内田日銀副総裁の講演次第で再び暴落も…/8月6日

昨日は史上最大の下げ幅−4,451円を記録しましたが、今日は史上最大の上げ幅+3,217円を記録しており、昨夜ブログで解説した通りピンポン相場となっています↓

いわゆるデッド・キャット・バウンス(死んだ猫でも高いところから落とすと跳ね返るという格言)でしょう。明日以降は、米国株次第のところもありますが、下げるようだとかなり苦しくなりそうです。

ちなみに、今日反発していた理由の1つに、財務省・金融庁・日銀の3者会合が挙げられます。8月に入ってからの株価暴落は、明らかに日銀の金融政策のタカ派(引き締め)転換が強く影響していましたからね。

日経平均株価とS&P500の比較

日経平均は、特に日銀会合以後の8月の下落幅が凄まじいですからね。高値圏からなら30%を超える下落幅。一方、S&P500は10%程度の調整とかなりマイルドです。

今回は明らかに日銀発の株価暴落で、昨日は東証の時価総額110兆円分を1日でぶっ飛ばしたことから、3者会合が行われたわけですが、市場が期待していた金融政策の方針転換、修正は見られませんでした。

明日には内田日銀副総裁の講演もあり、そこで方針の変更などが見られればプラスになりそうですが、そうでなければ日本株の上値は重たいままでしょう。

今は欧州株高もあって日経平均先物が33,000円程度で安定していますが、明日以降は結構厳しい気がしますね。もっとも、33,000円は年初の水準なので、利食いの売りが一巡しているのはプラスでしょうが、上昇材料もないというのが現状です。

◆ドル円は1ドル=144-146円でレンジ形成か?引き付けて戻り売り

為替も一旦様子見の雰囲気ですね。投機筋の円売りポジションが全て解消される水準が1ドル=145円とのことなので、ドル円は144-146円レベルでとりあえずレンジを形成しそうな雰囲気。

昨日発表された米ISM非製造業景況指数も、2ヶ月ぶりに好況・不況の節目である50.0ポイントを上回り、リセッション(景気後退)懸念からの利下げ織り込みもだいぶ和らぎましたからね。

株価の暴落も重なって緊急利下げしろ的な論調も目立っていましたが、それが一巡するとともにドル円も一旦は反発という流れです。

とはいえ、どう転んでも米国の利下げは目に見えていますし、9月には0.50%の利下げもあり得るとのことですから、どう考えてもドル円の上値は重いままでしょう。金利差は引き続き縮小が織り込まれていく流れですからね。

ドル円(日足)チャート

ドル円は下値リスクが高いままですからね。ただ、145円から下で売ると少し苦しそうです。上値に関しては、146.00円のレジサポラインが重めなので、145円台でここを背に売る程度でしょうか。目先高値の146.40円突破で損切り。

抜けると次は148円レベルがターゲットですが、150円の大台節目レベルにはしばらく戻せないでしょうね。

下値に関しては、144円から下は相当な株価の下げなどないと攻めづらそうにしていたので、再びクラッシュがあって、円キャリートレード(金利の低い円を借りて、運用して利益を得る)の巻き戻しがあれば、また円高にはなりやすいと思います。

一部指摘では、これだけ日経が下げても、まだ円キャリートレードの半分ぐらいしか解消されてないらしいですから、円を借りて海外株を買う動きもありましたから、世界同時株安という事態になれば、また一気に円高が加速しやすい点には注意です。

というわけで、明日の内田日銀副総裁の講演への期待感もありますし、やや株高にもなりそうなので、まずは戻りを待ってからショートしていくイメージですね。

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