スライダースの「のら犬にさえなれない」を聴きながら思った《初心者ナンパ日記day22》

12/17(木)晴れ

18時〜20時(中断あり)@二子玉川駅

声かけ:6
会話成立:4
笑反応:2(緩急誠実2)
連れ出しorLINE:連れ出し:0
無視/塩対応:2

スライダースの曲を思い出した。


タイトルは「のら犬にさえなれない」

なんて辛気臭い曲タイ。


でも改めて聞くとなかなか良かった。


でもそのままSIONを聴くほどマゾじゃない。
岡村靖幸あたりに逃げよう。


《和製プリンスは今日も自信満々》


さて、俺はといえば
今日もきっちりやらかした。


明らかにいけた案件をとりこぼした。


最近使っている笑わせ誠実系の、
笑反応率はトータル6分の6で100%

その神オープナーで笑わせ、
かつプットも出してくれるターゲットだったにもかかわらず
それ以降の会話が酷くて詰んだ。


考えすぎなのか、
最近はいろんな技術やフレーズやメンタルに縛られすぎてる気もする。


明らかに少し前より、色んなことを意識するあまり会話が下手になっている感覚だ。


発声、フレーズ、間
さらにはノンバーバル、姿勢や表情。

どれをとってもぎこちなかった。


これは自分が変わるための過渡期、
生みの苦しみと捉えるべきなのか。


いや、それもそうだが
より根本的な理由がそこにはあるはずだ。



“自信”


それは女に対して魅力的であるためには必須のもの。


というか極論を言えばこれしか必要じゃない。
自信だけあれば何もなくても弱気な男の70倍くらいはモテるだろう。

恋愛指南ノウハウは数あれど、
「自信を持て」だけは共通している。


《わかってっけどそれが一番難しいから困ってんだよ!》


・なんとか頑張って1つの成果を出せ
・今までの成功体験を思い出せ
・自分の良い点を褒めろ
・俺はすごいとアフォメーションをしろ
・この世に存在していることに自信を持て


まあ全部ごもっともであるし、心がけるべきだ。


でも上記の解決案で、
即現場レベルで通用するほど自信というのは甘くない。


確かに俺は今まで連れ出しなら何回かできてる。

尊敬している講師のゴリさんから、外見や声かけを褒められたこともあり、それは本当に嬉しく自信になった。


でもそれ以上にナンパは自信を削ぐ要素も多い。


日々の失敗、そこから浮き出るもの。


それは目を逸らしたくなるほどちっぽけな自分だ。


女性経験も人並み以下で、交友関係も狭く
大人としての知見や教養も乏しい。

また、極貧フリーランスで社会的ステータスは底辺といっていい。


この俺が美女の心を動かし、自分のものにする。


最も信じなければいけない自分自身がまだそれを本当の意味で信じることができていないのかもしれない。


だから、女性に引け目を感じたような雰囲気が漏れ出てそれを察知されてるんだろう。


《傘の中からじっと 雨を見てたのさ
Baby, babyいつからこんな
へんなクセついたのさ?》


裸の自分。


俺がナンパを始めた理由は女の子と遊びたい以上に人間として1歩前へ進みたかったから。


岡田尚也に言わせれば、
クロージングするまでに必要なのは身体ひとつと会話力。

プロフィールやステータスは意味をなさない。


自信に根拠はいらない。
ナンパとは裸の自分を試す場所。


俺はそこに惹かれたし、希望をもった。

ストリートの上では皆平等。

どんな社会経験やステータスがあってもみんな初見の女子に対してはゼロスタート。


俺だって戦える。リスクさえ厭わなければ


そう、誰だって引け目を感じる理由などない。そういうフィールドなんだ。


《自分を乗り越えるために俺はナンパの世界に飛び込んだんだよな?!》



根本的自信がまだない俺の道筋。


それは勢いの自信と開き直りだ。

勢いの自信なら瞬間的に持つことは難しくない。

ローランドがいう
「自信がなくていい。自信のあるフリをしろ」
これでいい。

服や髪型をキレイにするだけでも、勢いの自信ならつく。

「俺はそうそう出会えないイケメンだ」と思い込んでもいいだろう。


とにかく勘違いでもなんでもいいから
声かけの頭数分間だけでも持続する自信がまずはほしい。


自信のある態度で接してあげなければ女性に失礼で、
あなたが話している相手は、時間を割くに値する人間と思わせることは礼儀。


こんな考え方。


勢いの自信だからどこかでボロは出るだろうが、まずはその時間を少しでも増やしたい。


その上でどこかで結果を出て、
結果→自信→結果→自信
この循環に乗っていければ、揺るぎない自信へと近づくはずだ。


繰り返すが、
自信あるフリは女性と話す上での礼儀だ。



そして、もうひとつの道筋。

それは開き直り。


落ちるところまで落ちた人間は実は強い。


《失敗しすぎて、逆になんにも怖くない》


失うものがなくなり、
メンタルがフリーな境地。


《もうどうでもいい、ダメ元でとにかくやろう》

ノンプレッシャー。

不思議と気が楽になり、集中力が冴え言葉がポンポン出て来るあの感じ。


これは自信に近い。


アナログ時計の12時と0時のようなもので、数字は違うが位置関係としては近似している。


下手に2とか3から12を目指すくらいなら、
針を戻して0に行った方が良いってこと。

ゼロマインド。
12は難しいが0になら俺だって行ける。


勢いの自信が砕けたら目指すは逆方向だ。



“nothing to lose(失うものは何もない)”

それは俺がかつて憧れたパンクロックのアティテュード。


何もないクズが最高にかっこよくなれる場所がそこにあった。


《誰もいない夜はそうさ 寝ぐらへ帰るだけ
Baby,のら犬にさえなれないぜ》



さあ、切り替えて岡村ちゃんの家庭教師きくわ!

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