指す将順位戦B級2組6回戦～獅子舞さん戦～

こんばんは、ポールです。

全部で11回戦ある順位戦も折り返しで6回戦目。これまでは連勝続きで今回勝てば勝ち越しが確定する。まぁしかし昇級・完走にはもう一息頑張らないといけないので気を抜かずに行かなくては。

6回戦の相手は獅子舞さん。初戦は黒星だったがそこから連勝続きで侮れない相手。前局を確認すると、居飛車急戦で厚みを活かし上手く攻めをつないでいるという印象。ハマると厄介極まりないタイプと感じていた。
ここまでの流れだと、間違いなく何かしらの用意がされてくると思うので、急戦定跡の確認を少しして対局の用意をしていた。

さて対局です。先手が獅子舞さん、後手が私です。

ふむー、飛車先を突いてこないで玉上がり。９四歩で様子見。このパターンだと右四間飛車が頭をよぎったが☗５六歩でそれが無くなった。さて何をしてくるかと落ち着いて角道を止めていく。

穏便にやろうと思っていたら、先行して☗５五歩が飛んできた。三間飛車を相手にする場合の対策として5筋位取りも有力な選択肢としてある。実際厄介。他には中飛車左穴熊も考えられますか。
が、しかし、まだ私振ってないわけで。ここでみすみす不安のある形に自分でしていくのもどうなのと。
感想戦での話だが、獅子舞さんも中飛車左穴熊を考えていたとの事。手順というのは大事なもので、先に５八飛とかやられてたら迷わず３二飛ってするので、こうなれば術中にはまっている。手順は大事。。。(自戒も込めて)

で歩が伸びて反発し易そうな所という事で、今季初の中飛車に。元々ノーマル中飛車もやってきた人なので不満はない。

反発体制を築いたら一旦美濃囲いに。実家のような安心感。
しっかり囲ってから満を持して５四歩で反撃スタート。４五歩がタイミングよく突けてから６五銀で攻め立てていく。同銀は角交換して竜を作る。

左銀も捌けてひと段落。攻め筋としては6筋を突いて行くのがいい手になり易い。玉のコビンを狙いながら銀をどかして角交換を迫る。角交換からキレイな５五角が打てて桂馬も取れたが、その後がはっきり良い手が思い浮かばなかった。体感3分位考えて６四歩。結果的には最善で迫れていたようだ。

飛車先を歩で叩かれ、取られそうだった銀を救出される。桂馬を跳ねたところでキッチリ桂頭を攻め。
角も切って清算後にべたっと62金を打たれる。何かあったらタダじゃ済まないと言う事だ。
71に斜めを打たれたら同飛があるので、また持ち駒が角銀銀桂。5筋も飛車が効いているので意外と狭く見えて寄せを考えて踏み込んでいった。

結果的には詰み筋に入っていたようで(読み切ってなかった)、角切り同玉に85桂から斜めを打って詰みとなりました。大体詰むやろで決して踏み込んではいけない（）

今回は比較的無駄なく進められたのかなぁという印象。久々にノーマル中飛車を採用できたのは一つ収穫でした。
そもそも三間飛車の採用も慣れからやっているだけというところもあるので、他を使う機会が出てくるのは嬉しい。
改めまして対局頂いた獅子舞さん、観戦頂いた方々ありがとうございました。

次の相手はaquaさん。B2の中での少数派な振り飛車党。
相振りにしようか居飛車にしようか悩むところですが、その時の調子次第で色々考えてみたいと思います。ではではこんなところで。