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指す将順位戦自戦記 B級2組1回戦

こんばんは、ポールです。
先ほど終わった勢いで自戦記をサクサク書いてしまいましょう。

1回戦の対局者のアカサビさんは前期のB3からの昇級者。指す順ホームページの紹介欄を見るとおそらく居飛車党という事が伺えた。
しかし情報はそれくらいで、基本的に対抗型になるだろうなと覚悟を決めていました。

対局前のカレーはバターチキンカレーにしました。
スパイスが無かったのでカレールーで代用。意外と美味しく出来ました。
さて対局へ。先手が私、後手がアカサビさんです。

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私の方は三間飛車。実家のような安心感。
対して事前の予想の通り居飛車で来ました。

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先手三間飛車に対して急戦で対抗してきました。時間の使い方を見ると対策されてるよなーと思い、そばに置いていた「日々新」の扇子のパタパタが止まらない。
普通は☖63銀では☖73桂で☖65歩や☖55歩の狙いが一例でしょうか。

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この形では☖73桂に対して☗88飛はワンセット。☖55歩~☖65歩で来ました。この形は後手番で「コーヤン流三間飛車の極意 急戦編」で類型が出ております。激しくなる変化もありますが比較的慣れた道。緊張で口の中からっからです。

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大捌きになって現局面。☖66歩と取り込んできた所で☗68飛は予定。☖67銀打は同飛車同歩で55の角を取り銀得し好調。
難しいところですがよくあるのは☖54銀や☖65銀などを考えてました。

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☖86歩☗同歩☖88歩で来ました。飛車や角で取ると一気に厳しくなります。
という事で気合で66飛。心配な変化はありましたが、66の歩も残しておくと嫌味になるので気持ちよく取っておくのがいいと判断。終わってみるとこれが好判断だったらしい。

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目をつぶって飛車キリマンジャロ。角を取ったら桂馬を取って☗53歩で攻めがつながる。本譜は同金とされ☗55角で一応振り飛車の捌きとしては十分に思う。

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ここで悩みどころは42飛とされた時に、単に☗53銀などで迫ると☖72飛と逃げられてたり☖72飛打などで粘られる事も考えられた。☖42飛には☗64歩が予定で、金をどう応じても☗53銀でと金のタネも出来て何とかなるだろうの精神で気持ちを保っていた。

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馬を作って終盤へ。龍は作られはするものの、玉型に差があるので強気に馬切りで強気に寄せに行きました。銀ばかりですが☗33銀打てれば駒も潤沢なので切れる事は無いかなと。

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終盤で秒読み。なんかあるよなぁと頭を抱えながらいましたら、運よく詰みを見つける事ができ、手順で詰まし勝つ事ができました。
上記の図から☖同玉☗13銀☖同角☗同桂☖同玉☗22角で投了となりました。こういう将棋で何度も何度も何度も寄せを誤って逃してきたので何とか寄せる事ができて良かったです。

なんとか白星スタートを切る事ができましたが、これからも山場しかないと思っているので、少しでも準備をしていければと思います。次は何カレー作ろうかな。

改めまして対局して頂いたアカサビさん、また観戦頂いた方々ありがとうございました。

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