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指す将順位戦5回戦~mick=あおまさん戦~
こんばんは、ポールです。
ふらっとTwitterのタイムラインを見てたら棋戦のファン投票が始まってますね。皆さまは誰に投票しますでしょうか。
毎日東西1名ずつなので、私は東は固定、西は気になる方をその日の気分によってという感じで投票しようかなと。
SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2021 ファン投票開始!
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) August 13, 2021
『将棋ファンの皆様に喜んで頂く棋戦』をコンセプトに『ファン投票による選出』を初めて実施致します! 東西所属棋士2名ずつ選抜になります。
投票期間は8月13日(金)17:00~8月31日(火)23:59
詳細はこちら⇒https://t.co/qYu6Pf86kU
さてさて、本題。なんだかんだでもう5戦目。一回戦が始まってもう2か月。もう少しで折り返しという所まで来ました。
これまでの結果は負けなしの4連勝。僥倖の結果、上手くいきすぎている。
しかしここからは上位陣と当たってくるため一筋縄とはいかない。
これまで自分はノーマル三間しか採用していないので、用意対策は立てやすい・・・んじゃないかな、多分。まぁそれを打ち払ってなんぼなんですが。
対局者のmick=あおまさんは居飛車党。比較的持久戦調の得意な方と思われる。前局では四間飛車に対してミレニアムを組んで快勝している。
恐らくは対振りとしてミレニアムの採用が濃厚と踏んでいた。三間飛車側の対抗手段として、基本は真部流で桂頭狙いを念頭に5筋7筋で荒らしていくって感じでしょうか。決定打みたいなものは無いので後は野となれ山となれ。
順位戦の上位陣との連戦になるので中々に勝負所である。
ではでは対局へ。
先手があおまさん、後手がポールです。
図は11手目☗7八銀まで。
・・・ん?・・・ミレニアムじゃない。前回前々回よろしく事前の用意を外していく私。人の心が分からない私。
さて、こうするからにはすぐの右四間飛車は考えにくい。棋風的に銀冠穴熊、それも一直線銀冠穴熊だろう。厄介だよねぇ、「まじすかぁ」って画面前で言ってたのを覚えている。お茶を飲んで10秒以上時間を使ってちょっと覚悟を決めて玉を上がった。
図は30手目☖7四歩まで。
うーんそうですよねと。用意してきましたって感じが満々です。
まぁそうですよね・・・三間しか見せてないんだもん。。やってこられるのは仕方ない。別に穴熊組んだら勝ちの世の中じゃないのだし。こちらは5三銀型で立ち向かう。美しさなら銀冠に負けていない。ただ固さは穴熊が穴熊なので、自分の棋風的に位を取ってじっくりリードを取っていきたいところだ。
42手目☖3三桂まで。
潜りました。冬眠しました。はい。こちらの牽制としては3五歩~3四飛として浮き飛車に構える。こうすると☗4七銀型を強制できる。これで7三角と設置。6六歩で角道を止めるのもこの形だとやりにくい。☖6五歩と位を取りに行き角道を通して、穴熊側から3筋を仕掛けにくくした。
図は46手目☖8四角まで。
先ほどの図から少し進んでこの図に。3筋からの動きや5六銀からまとめて行くことを念頭に読みを進めていたら5六歩。
前のめりになりチャーンス!とばかりに角を出た。この角成は中々に受けにくい、6六で止められて8五歩と突かれても9三角が良い逃げ場。穴熊は手順で固くなるが、こっちは馬づくり成功。だけど穴熊が相手なので自分的にはこれで形勢互角とみる。
66手目☖2五歩まで。
穴熊側から5五歩と動く。穴熊側も激しく攻めて来たい所なので、駒損上等と当然にぶつけてくる。角銀交換して4三銀の狙いで飛車を捕獲するが、これには2五歩が切り返しで飛車も取り合いに。
こういう狙いはよくあるのだが、隠居している飛車をいじって交換して捌けるのであれば損は少ないと考えている。
図は77手目☗5八歩。
飛車交換になり嫌味を付けられて飛車を先着された。下手に受けると苦しくなるので金底の歩でがっちり受ける。こちらも飛車を打って7九桂と埋めてきた。6九飛の狙いは2三角のラインが見えて6七の銀をむしり取るのが狙い。桂打でその狙いを消されたため、と金作りに狙いを変更。攻め手が少なくなったのでこれが早くなる。受けてくれた為、自陣の薄いわりに相対的に耐久力は上がってきた。
図は96手目6八銀まで。
底歩を打ってしまった為、香車を拾われて6筋に打たれるのが怖いので先着。4六馬から切る手を考えて行ったが5七金と辛抱。馬を自陣に収納して馬の守りは、、、馬一枚だ、うん。
相手の攻めが切れ気味になった所で、やっとこさ攻めのターンとなった。
102手目8六桂まで。
金駒一枚剥がして竜を逃げる。読み筋は6七銀と引き締めてガッチリまとめる手。竜1枚だけなので駒を渡す攻めはやりにくい。が、次の手はと金作り。いつか角を追った為空いたスペースに桂打が痛打。
112手目7九金まで(投了図)
玉上がりで耐えてくるが、金駒を剥がしてから9九角で下段に落とす。最後は手堅く必至にして勝ちとなりました。
銀冠穴熊が相手でしたが、じっくり得を積み重ねていくことで勝ちに繋げられたかなという一局でした。
改めて対局して頂いたmick=あおまさん、観戦頂いた方々ありがとうございました。
しかしまぁこれからの相手も対策を打ってくるんだよね・・・まぁなんとか迎え撃つしかないですが。固くしてくる相手にはホントに気長に息長く戦わなきゃいけないので、日ごろの生活を整えるのが一番だったりする。
次の相手は獅子舞さん。上位陣との連戦となるので気を引き締めて行きたいと思います。
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