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指す将順位戦B級2組3回戦~モコナさん戦準備編~

こんばんは、ポールです。

普段は対局の直後に自戦記を書いているのですが、今回は準備編という事で書いて行こうと思います。

なんでそんな準備が必要なのかというと、今回の相手が完全に「人読み研究派」であるからだ。
モコナさんの自戦記より1回戦、2回戦とかなり準備されている様子が伺えましたので、3回戦もまず間違いなく対策を打ってくる事が予想される。

折角時間をかけて準備をしてくださるのだ。
可能な限りこちらも準備をするのが礼儀ってもんじゃないか(にっこり)

という事で各種情報を収集しつつ、3回戦の対策としてやる事を書き残しておく。

1,対振り金無双急戦

モコナさんが書かれている自戦記の中で、既に作戦を名言されていたのでこれはチェックしておきたい所。

検証1

はい、こんにちは。レート詐欺の権化です。
ふむ、なるほど。確かに私の2回戦が三間飛車対右銀急戦だったなぁと。
……ん?私金無双急戦打ち破ったっけ・・・?

画像2

これは2回戦の図だが、金無双にはなってないなと。基本的には居飛車側の攻め筋は同じなんですけど、金無双になっているかなっていないかの差って大きいと思うのですよ。
自分自身も対振り居飛車持つときはこの右銀急戦を使うのもあって、歩の交換はすれど、手作りは難しいと思っている。
既に指す将順位戦の対局でも、金無双急戦は登場している。B級1組ぜのーりゅう戦が以下参考図。

検証3

参考図の進行でも互角と思うが、自分であれば☗3六歩に替えて☗6七銀で構えるかなと。☖7五歩の歩突きは角を引いて対応するか、先に角を引いて同歩と取れる形の方が展開として指しやすいと感じる。

金無双急戦で攻める上での最短だと思うのでこの辺りは警戒をしておきたい。
他の考えられる急戦だと4五歩早仕掛け型の攻めだが、私の1回戦で類似の仕掛けが出て勝利しているので、今回は投入しにくいと踏む。用意してきたら、、しゃあない現場対応って事で。

2,金無双急戦から持久戦

検証4

金無双急戦・・・というと急戦をするから急戦なわけで。金無双の形から急戦を仕掛けずに持久戦に持ち込むという戦い方がある。
上記の図は2019年の王位戦挑戦者決定リーグ、先手の振り飛車(四間飛車)は羽生先生、後手の金無双側を持つのは千田先生だ。後手の千田先生は早々に右銀急戦の形を組み上げた後、角道を止めてここから穴熊を組んでしまう。

検証5

ハッチが閉まったところまで。この対局は羽生先生が勝利を納めたが、あの手この手を繰り出した果ての大熱戦の後の勝利である。私に同じことが出来るかって言ったら無理。私は羽生先生でも森内先生でもない。
四間飛車なので三間飛車の場合数手得すると思われるが、この辺りは課題としているところ。これ使ってきたらどうしようかと思っているが、ぶっちゃけ千日手上等で、手堅く手堅くしっかりと積み重ねていくという方針でいこうかなと。この辺りは要検証ってことで。はい。

3、その他、予想

正直モコナさんの棋譜がそこまで入手できなかったので検証する対象も少ないので、ここからは想像になるが、有力になるのは穴熊だろうか。勝手な推察だが、1回戦を棒銀、2回戦を対アヒルでの力戦の方がガチガチの穴熊を組んでくるとは思いにくい。完全な人読みだけど、棋風としてはそんな感じかなと。
穴熊をやってくるなら、カナケンシステムか真部流かなと。最近はYoutubeでモックンさんの動画が三間飛車研究のいい勉強材料となっている。固めてくるならこの辺りを参考にしていくだろう。


相振り飛車の可能性も一応考えて置く・・・・・・・・・けど多分ないと思うが、そういえばモコナさん、2回戦のアヒル対策に向かい飛車用意してたんですよね。(なぜか実現しなかったですけど)
という事は飛車を振る事に特に抵抗は無い人という事もありうるか。
その時は対抗型にして、むしろこっちから金無双急戦を仕掛けに行くっていう事もありですね。っていうか用意研究してるんだから使えという話で。
右銀急戦は普通に好きで、昔ニコニコ動画で投稿者のふむさんがやっているのを見て、それ以来よく採用しています。


個人的な予想としては、1回戦での棒銀は、B1のひややっこさんの過去対局を参考にしていたので、指す将順位戦の過去対局から類似局面を参考にしてくる可能性が高いと踏んで、ぜのーりゅう戦を候補としつつ、気になる変化はチェックしておくという形でいようと思います。

・・・気まぐれで三間飛車以外を投入する可能性?それは大いにある。
普段並べてるのは羽生森内(敬称略)だし相居飛車ばっかり。クエストのアカウントは居飛車縛り。ぶっちゃけ居飛車の方が楽しい。
奇襲戦法を使う事はないけれど、折角なのだから色々投入してみたいという欲はあるので。

まぁさて、これが読まれている頃には対局は終わっているだろう。
まぁとりあえず対局がんばる。うん。
自戦記はこの後書きます。

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