慰めて欲しいとき

どういうわけか理不尽な出来事とか腹の立つ出来事がタイミングよく連日起こってしまうことがある。

私にとっては先週がそうだった。全ての人に意地悪されているように感じて悲しみ、焦り、視野も狭くなり、ミスを連発し、散々な1週間だったと思う。

トドメを刺された土曜日。それはそれは落ち込み、外出先なのに泣く手前だった。
1人で抱えられなくなって、彼氏にLINEで愚痴ったり、インスタで親しい友達に共有した。それだけでもほんのちょびっとすっきりした気分がした。

彼からの返信は「適度に頑張ればいいよ!美味しいものでも食べて元気だしなよ!」と職場の後輩にかけるような言葉だった。
もう適度に頑張ることさえ無理なのに、自分でどうにかして機嫌を直せと言われているような感じがして、モヤっとした気持ちがぶり返した。適度にも頑張れないの!と返信した。

つらつらと長文の文字だらけ、1番ウザいであろうストーリーに友達の1人が一言、「あのさ、大好きだよ」とメッセージをくれた。
すごく嬉しかった。
1番言われたかった言葉は結局こういうシンプルなやつなんだね。

せっかく気分がよくなってきたところに、彼氏からは、大変だったねと私の現在進行形で辛い気持ちを勝手に過去形にされてしまった。さらに的外れなアドバイスまで。この人は私の気持ちをわかってくれないと腹が立った。頑張れないと言っているのになぜ頑張らせようとするのだろうか。

今もまだ落ち込んでいるから解決させるようなことばかり言わないで。ただ辛いと思っていることを分かって欲しい。
私の気持ちを伝えると、気持ちも分かってないのに偉そうにごめんと。
素直でいいじゃないと思う人もいるかもしれない。が、そうじゃない。やっと気持ちがわかったよと嘘でも言ってくれたら良かったじゃないか。

正直私がめんどくさい奴なんだと思う。でも弱音を吐く時は誰しもがこの人に優しくして欲しいと思って吐露するはず。そんな中で友だちから私が言って欲しかった言葉がドンピシャでかけられ、彼氏の慰めがいつも以上に不満に思えてしまったんだな。

こういうのって男女の違いで片付けてる人も多いんじゃないかと思うけど、私はそうは思ってない。言葉の選び方と受け取り方の相性なんだよな。
言わないと分からないこと、言わなくても伝わること。
助詞の使い方で意図しない意味を付属させたり、意味を大きく変えてしまうこと。

気分が落ち着いた今、それがすごく難しいことだとしみじみ思う

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