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音と羽

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英語/日本語で音楽の話やレビューをやります。 (Oto to hane) English / Japanese reviews and articles about music.
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#音楽レビュー

Dir en grey - 落ちた事のある空 レビュー

1. 落ちた事のある空 (Ochita Koto No Aru Sora) 2. CLEVER SLEAZOID 再録版 / remake 3. Followers [LIVE] Live Take at Islington Assembly Hall on Feb 5, 2020 日本語CDが届くまで待てなかったからitunesで買っちゃいました。「落ちた事のある空」は本当に素晴らしい曲です!コーラスはもう頭にこびりついて離れません。そして、「CLEVER SLEAZO

Buck-Tick 堕天使 レビュー / Fallen Angel Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

評価 / Rating: 7.5/10 リリース / Release: 2020年1月29日 トラックリスト/ Track list: 1. 堕天使 2. Luna Park 「堕天使」では、Buck-Tickのダンスロックスタイル、そして数々のインダストリアルやエレクトロニック要素が見られます。 櫻井さんの歌詞は、とてもキャッチーなリズムを創り出すために英語と日本語を交互に織り交ぜており、恐ろしいほど巧妙です。 「堕天使」 sees a return of Buck-

sukekiyo DEMO TAPE 「接触」 レビュー / sesshoku Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

リリース / release: 2020/2/16 トラックリスト / track list: 1. 接触 2. Valentina コンセプトが面白いですね。今までsukekiyoはシングルやライブトラックを8センチCDで何回か出したことがありましたが、カセットテープでデモ "テープ" をリリースするのは初めてです。さすがsukekiyo。いつも可能な限り、ユニークな方法で音楽を作っていますね。最近の音楽で使われている、80年代のノスタルジアさとインダストリアルさが混ざ

ONE OK ROCK "Eye of the Storm" アルバムレビュー / Album Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

評価 / Rating: 5/10 リリース: / Release: 2019/2/13 ONE OK ROCKの最新アルバム“Eye of the Storm”は、たくさんの知り合いから強く勧められました。私は「Keep it Real」リリースからのファンなので、最新のシングルやアルバムを聴くことを意識しています。なので、このアルバムは出た時からずっと僕の「聴かなきゃリスト」に入っていました。 I was strongly recommended to listen

DIR EN GREY TOUR 2019 「TOUR19 This Way to Self-Destruction」 @新木場STUDIO COAST(バイリンガルライブレビュー / Bilingual LIVE Review)

2019年11月20日 セットリスト / Setlist 1. The World of Mercy 2. 人間を被る 3. Rubbish Heap 4. 軽蔑と始まり 5. Celebrate Empty Howls 6. Merciless Cult 7. 赫 8. 絶縁体 9. Downfall 10. Devote my Life 11. Values of Madness 12. 谿壑の欲 13. Ranunculus アンコール 1 / Encore 11.

The World of Mercy レビュー / Review (日本語 / ENG)

(English below) 日本語:The World of Mercy: 言葉にならないほどすごい曲だが、頑張ります。 「The World of Mercy」は長い曲なのですが、かえってそれが私たちをさらに駆り立たせます。このような化け物みたいな曲を作ったDIR EN GREYの努力を、称賛すべきなのです。 これほどまでに複雑なものを作り上げるには、間違いなく多くの洞察と労力がかかっています。私個人の話をすると、私はずっとDIR EN GREYの長編作品(「アクロ

sukekiyo TOUR 2019 「FORTY」 @中野サンプラザ (バイリンガルライブレビュー / Bilingual Review)

2019年6月27日 セットリスト / Setlist 1. 偶像モラトリアム 2. 猥雑 3. 沙羅螺 4. アナタヨリウエ 5. 純朴、無垢であろうが 6. kisses 7. elisabeth addict 8. aftermath 9. 白濁 10. dorothy 11. 君は剥き出し 12. 本能お断り 13. 濡羽色 14. anima 15. ただ、まだ、私。 16. 憂染 17. 漂白フレーバー 日本語 / ENGやっと。僕は2013年の初めからsuk

Buck Tick ロクス・ソルスの獣たち @ 幕張メッセ 5月26日 (日本語ライブレビュー / ENG Live Review)

2019年5月26日 セットリスト / Setlist 1. 獣たちの夜 2. GUSTAVE 3. PHANTOM VOLTAIRE 4. Lullaby-III 5. 謝⾁祭 -カーニバル- 6. キラメキの中で… 7. 相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり 8. ICONOCLASM 9. タナトス 10. BABEL 11. Moon さよならを教えて 12. Tight Rope 13. RONDO 14. THE SEASIDE STOR

Mass of the Fermenting Dregs 4/28 @ 下北沢GARAGE (日本語 レビュー/ ENG REVIEW)

2019年4月28日 セットリスト/ Set List: 1. なんなん 2. かくいうもの 3. She Is Inside, He Is Outside 4. 青い、濃い、橙色の日 5. Sugar 6. New Order 7. このスピードの先へ 8. ひきずるビート 9. エンドロール 10. Skabetty 11. Delusionalism 12. I F A SURFER 13. スローモーションリプレイ 14. あさひなぐ 15. ワールド イズ

DIR EN GREY TOUR19 The Insulated World @Zepp Tokyo レビュー (日本語 / ENG)

セットリスト/ Set List: 1. 谿壑の欲 2. Downfall 3. 人間を被る 4. Celebrate Empty Howls 5. Ash (2018 ver.) 6. 理由 (2018 ver.) 7. Ranunculus 8. DOZING GREEN 9. Followers 10. 赫 11. 軽蔑と始まり 12. Devote My Life 13. Rubbish Heap 14. Sustain the untruth 15. 詩踏み アンコ

MIYAVI - "Fragile" リフレクション

シンプルだが懐かしい。 この歌は、かつてのMIYAVIの雰囲気がしました。 明らかに、結婚し、家族を作り、演技を追求し、UNHCRのためにボランティア活動をし、さらには親善大使になった後でも、音楽家としてのキャリアを続けるなど、MIYAVIは実に多くの振り返るべきことがありました。 彼の著書「何者かになるのは決まって難しいことじゃない」を読んで、僕は今まで気づかなかった彼の性格、もっと深い層に触れることが出来ました。正直、僕は彼が国際的な、あるいは一見「アメリカ」色の強い場

CRYSTAL LAKE HELIX ONE MAN JAPAN TOUR 2019@マイナビ赤坂BLITZ ライブレビュー / Live Review [日本語 / ENG]

(CRYSTAL LAKE HELIX ONE MAN JAPAN TOUR 2019 @MyNabi Akasaka Blitz) セットリスト/ Set List: 1. Helix 2. Aeon 3. Agony 4. Prometheus 5. Matrix (ft Ikepy [HER NAME IN BLOOD]) 6. +81 7. SIX FEET UNDER 8. Machina -MC 9. Lost In Forever 10. Mercury 11

CRYSTAL LAKE: AEON (日本語レビュー / ENG Review)

[ENG below] こんなに目が白くなるのは久しぶりだ。メタルコアやグルーブコアやブラックメタルやデスコアなど色々なジャンルが入っている。それとも人間ができる限りで最も低いうなり声だろうか。あ、それとデジコアもちょっと入ってる。 まあ、AEONの激しさはHELIXの激しさや重厚感やそういった雰囲気の参考になれないけど、めっちゃいいシングルだ。 りょうさんはすごいと思う!ボーカルの技術の変動や色々なスタイルに挑戦する勇気を称賛する。バンドによるめっちゃ激しいブレーキダウ

宮本菜津子 @下北沢風知空知2018/12/15 ・ ライブレビュー (日本語 / English)

「後藤まりこviolence POP × 宮本菜津子(MASS OF THE FERMENTING DREGS)」 (Gotou Mariko and Miyamoto Natsuko @ Shimokitazawa Fuchikuchi) セットリスト/ Set List: 1. 人ごみ (hitogomi) 2. EIM -everyday is monday- 3. うたを歌えば (uta wo utaeba) 4. スローモーションリプレイ (Slow motio