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音と羽

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英語/日本語で音楽の話やレビューをやります。 (Oto to hane) English / Japanese reviews and articles about music.
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#バイリンガル

Buck-Tick 堕天使 レビュー / Fallen Angel Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

評価 / Rating: 7.5/10 リリース / Release: 2020年1月29日 トラックリスト/ Track list: 1. 堕天使 2. Luna Park 「堕天使」では、Buck-Tickのダンスロックスタイル、そして数々のインダストリアルやエレクトロニック要素が見られます。 櫻井さんの歌詞は、とてもキャッチーなリズムを創り出すために英語と日本語を交互に織り交ぜており、恐ろしいほど巧妙です。 「堕天使」 sees a return of Buck-

sukekiyo DEMO TAPE 「接触」 レビュー / sesshoku Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

リリース / release: 2020/2/16 トラックリスト / track list: 1. 接触 2. Valentina コンセプトが面白いですね。今までsukekiyoはシングルやライブトラックを8センチCDで何回か出したことがありましたが、カセットテープでデモ "テープ" をリリースするのは初めてです。さすがsukekiyo。いつも可能な限り、ユニークな方法で音楽を作っていますね。最近の音楽で使われている、80年代のノスタルジアさとインダストリアルさが混ざ

ONE OK ROCK "Eye of the Storm" アルバムレビュー / Album Review (バイリンガルレビュー / Bilingual Review)

評価 / Rating: 5/10 リリース: / Release: 2019/2/13 ONE OK ROCKの最新アルバム“Eye of the Storm”は、たくさんの知り合いから強く勧められました。私は「Keep it Real」リリースからのファンなので、最新のシングルやアルバムを聴くことを意識しています。なので、このアルバムは出た時からずっと僕の「聴かなきゃリスト」に入っていました。 I was strongly recommended to listen

DIR EN GREY TOUR 2019 「TOUR19 This Way to Self-Destruction」 @新木場STUDIO COAST(バイリンガルライブレビュー / Bilingual LIVE Review)

2019年11月20日 セットリスト / Setlist 1. The World of Mercy 2. 人間を被る 3. Rubbish Heap 4. 軽蔑と始まり 5. Celebrate Empty Howls 6. Merciless Cult 7. 赫 8. 絶縁体 9. Downfall 10. Devote my Life 11. Values of Madness 12. 谿壑の欲 13. Ranunculus アンコール 1 / Encore 11.

The World of Mercy レビュー / Review (日本語 / ENG)

(English below) 日本語:The World of Mercy: 言葉にならないほどすごい曲だが、頑張ります。 「The World of Mercy」は長い曲なのですが、かえってそれが私たちをさらに駆り立たせます。このような化け物みたいな曲を作ったDIR EN GREYの努力を、称賛すべきなのです。 これほどまでに複雑なものを作り上げるには、間違いなく多くの洞察と労力がかかっています。私個人の話をすると、私はずっとDIR EN GREYの長編作品(「アクロ

sukekiyo TOUR 2019 「FORTY」 @中野サンプラザ (バイリンガルライブレビュー / Bilingual Review)

2019年6月27日 セットリスト / Setlist 1. 偶像モラトリアム 2. 猥雑 3. 沙羅螺 4. アナタヨリウエ 5. 純朴、無垢であろうが 6. kisses 7. elisabeth addict 8. aftermath 9. 白濁 10. dorothy 11. 君は剥き出し 12. 本能お断り 13. 濡羽色 14. anima 15. ただ、まだ、私。 16. 憂染 17. 漂白フレーバー 日本語 / ENGやっと。僕は2013年の初めからsuk

令和の2日目に

遠藤ミチロウのレコードを探しにタワーレコードへ行くと、店のスピーカーからはNumber Girlが流れていた。 特に気にするようなことでも無かったと思うが、ただ不思議だった。たとえ年号は変わったとしても、殆どの事象は多かれ少なかれ何も変わらない。 I went to Tower Records to check Endo Michiro records while Number Girl was playing on the store's speakers. Not