見出し画像

「一番おもしろい空想の物語」を友達に話してみた結果 〜想像力の暴走は伝染するのか?〜

私には、暇さえあれば考えている「とっておきの空想物語」があります。これまで誰にも話したことのない、自分だけの妄想ストーリー。「きっと面白いと思えるのは自分だけだろうな...」と思い込んでいたのですが、思い切って友達5人に話してみることにしました。

まずは、私の空想物語の設定

『スマートフォンの中に住んでいる「アプリの妖精たち」の物語』

設定詳細

  • LINE妖精は口数が多くおしゃべり

  • Twitter妖精は言葉を140文字以内でしか話せない

  • Instagram妖精は全ての会話を写真で表現しようとする

  • カメラ妖精は何でも撮影したがる

  • メモ帳妖精は他の妖精の言動を全部メモしている

  • 目覚まし妖精は時々暴走して真夜中に警報を鳴らす

  • 電卓妖精は会話の中でも計算結果を出したがる

  • カレンダー妖精は未来の予定を気にしすぎる心配性

ストーリーの概要

ある日、スマホの中で大事件が発生。なんと、悪質なウイルス妖精が侵入してきたのです。ウイルス妖精は、アプリ妖精たちの個性を消し去ろうとします。

個性を失いかけた妖精たちを救うため、普段は仲の悪いLINE妖精とTwitter妖精が力を合わせることに。Instagram妖精は作戦会議の様子を写真に収め、カメラ妖精は証拠を押さえ、メモ帳妖精は情報を記録...。それぞれの個性を活かしながら、協力してウイルス退治に挑むのでした。

友達の反応をレビュー

Aさん(IT企業勤務・28歳)

話し始めた瞬間から目を輝かせて聞いていました。

  • 「電卓妖精の性格設定が秀逸!」

  • 「うちの会社のエンジニアっぽい性格してる(笑)」

  • 「アプリ同士の相性の設定が面白い」

意外な提案も:
「セキュリティアプリの妖精を登場させて、最後の決め手にするのはどう?」

評価:★★★★★
理由:設定の細かさを評価してくれました。

Bさん(主婦・32歳)

途中から自分の妄想も加えながら聞いてくれました。

  • 「家計簿アプリの妖精は、絶対ケチな性格でしょ!」

  • 「料理アプリの妖精同士で、レシピの争いとかあったりして」

  • 「写真加工アプリの妖精は、めっちゃナルシストそう」

評価:★★★★☆
理由:一緒に物語を発展させる楽しさを教えてくれました。

Cさん(学生・22歳)

最初は「え、なにそれw」という反応でしたが...

  • 「YouTubeの妖精って、絶対視聴回数気にしてそう」

  • 「TikTokの妖精は踊りながら会話する?」

  • 「ゲームアプリの妖精たちで、eスポーツ大会とかできそう」

評価:★★★★☆
理由:現代的なアプリの特徴を面白く捉えてくれました。

Dさん(会社員・35歳)

物語を真面目に分析してくれました。

  • 「デジタルネイティブ世代ならではの発想だね」

  • 「アプリの特徴を擬人化する視点が斬新」

  • 「現代社会への皮肉も込められてていい」

評価:★★★☆☆
理由:面白さより社会性を重視した解釈でした。

Eさん(フリーランス・30歳)

即座にビジネスアイデアとして捉えてくれました。

  • 「これ、子供向けアプリのキャラクターに使えそう」

  • 「情報セキュリティの啓発漫画にできる」

  • 「LINEスタンプ化したら売れるかも」

評価:★★★★☆
理由:実用的な展開の可能性を示してくれました。

予想外の展開

  1. 妄想が発展
    友達それぞれが新しいアプリ妖精のアイデアを出してくれて、物語がどんどん膨らみました。

  • 地図アプリの妖精(方向音痴)

  • 天気予報アプリの妖精(気分屋)

  • 音楽アプリの妖精(いつも鼻歌)

  1. 意外な気づき

  • アプリの特徴を擬人化することで、私たちの日常生活がより鮮やかに見えてくる

  • 技術的な要素を物語化することで、子供にもわかりやすく伝えられる

  1. 新しいアイデアの誕生

  • アプリ妖精たちの日常を描いた4コマ漫画

  • 情報セキュリティを学べる児童書

  • SNSの適切な使い方を教える教材

この体験で学んだこと

  1. 空想を共有する価値

  • 一人の妄想が、共有することで物語として成長する

  • 他者の視点で新しい展開が生まれる

  1. 創造性は伝染する

  • 一人の空想が、他の人の想像力も刺激する

  • アイデアは共有することで進化する

  1. 個性による解釈の違い

  • 同じ物語でも、聞き手によって全く異なる解釈がある

  • それぞれの経験や立場が、物語の受け取り方に影響する

結論:空想を共有する勇気

「きっと自分だけが面白いと思っているんだろう」

そう思って誰にも話せなかった空想の物語。でも、勇気を出して話してみると、思いがけない反応や展開が待っていました。

私たちの中には、まだ誰にも話していない「とっておきの物語」がたくさんあるのかもしれません。それを共有する勇気を持てば、きっと新しい物語が始まるはず。

...という気づきを得た今日この頃。そうそう、この記事を読んでくださったあなたも、何か「とっておきの空想」があったりしませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?