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2021 Week5 チャージャーズ (LAC) vs ブラウンズ (CLE)

LAC 47-42 CLE

          1   2    3   4   Total 
CLE:   3  17   7  15   42
LAC:   7   6   8   26   47

前半CLEのRBにラン111ydsゲインを許し劣勢、13-20で折り返す。後半になると点の取り合い、4Qに4 TD、26得点を奪い、逆転に成功したLACが47-42で勝利を収めた。

試合経過

1Q
CLE: 0-3: K McLaughlinの35yds FG成功
LAC7-3: TE Parhamへの22yds TDパス(TFP成功)
2Q
CLE: 7-10: TE Njokuへの31ydsスクリーンパスもあり、レッドゾーン侵入、WR Higginsへの7yds TDパス(TFP成功)
LAC13-10: ワイドオープンのWR Williamsへの72yds TDパス(TFP 不成功)
CLE: 13-17: RB Huntの3yds TDラン(TFP成功)
CLE: 13-20: LAC RB Ekelerのファンブルで得た前半最後のドライブ、K McLaughlinの31yds FG成功
前半終了: LAC 13-20 CLE
3Q
CLE: 13-27: LACのタックルミスが目立つRB Chubbの52yds TDラン(TFP成功)
LAC21-27: 2度の4thダウンギャンブルが成功、最後はQB Herbertのスクランブル9yds TDラン(2 pointコンバージョン, TE Parhamへのパス成功)
4Q:
LAC28-27: ワイドオープンのWR Williamsへの42yds TDパス(TFP 成功)で逆転
CLE: 28-35: LAC S Adderleyがタックルミスし、キャッチ後約55ydsの独走を許す、TE Njokuへの71yds TDパス(TFP成功)でLACを引き離す
LAC35-35: レッドゾーン手前の4thダウンギャンブルでWR Allenへのパスが成功し、最後はRB Ekelerの4yds TDラン(TFP 成功)で同点
CLE: 35-42: 執拗なラン攻撃、RB Huntの8yds TDラン(TFP成功)
LAC41-42: WR Allenへの見事な37ydsディープパスが成功、最後はRB Ekelerへのスクリーン、19yds TDパス(TFP 不成功)
LAC47-42: LAC守備が踏ん張り、3&アウト、残り2:02、時間を使う予定がうまくいかず、1:31残し、RB Ekelerの3yds TDラン(2 pointコンバージョン, RB Ekelerのラン不成功)で逆転に成功、CLE最後の攻撃をなんとか抑え、47-42で試合終了。
(LAC: 4勝1敗)

見事な逆転劇、4Q 26得点!

6点ビハインドで迎えた4Q、WR Williams, RB Ekelerへのパスで2 TD、Ekelerのランの2TDと計4 TD、26得点をあげました。CLEも4Qに2 TD、15得点上げ、点差は二転三転しているにも関わらず、QB Herbertの集中力、勝利へのリーダーシップは凄かったです。試合通じてのQB Herbertのスタッツはパス26回成功、398yds, 4 TD, 0 INT、走っては4回29yds, 1 TD。レッドゾーンのTD率は4回の100%、4thダウンのフレッシュ更新率はなんと3回中3回成功の100%でした。
前週、主役をTEに譲ったWR Williamsは独走の72yds, 42ydsの2 TDレシーブを含む8回165ydsの大活躍、6回75ydsのWR Allenは4thダウンでの2回のレシーブ、4Q 勝負所の37yds芸術的キャッチはさすがエースのプレーでした。RB Ekelerは走っては66yds 2 TD、捕っては5回ターゲット全て捕球の53yds 1 TDとバーサタイル振りを発揮しました。ただ前半のファンブルは反省です。

対DE Myles Garrett

CLE リーグトップのDE Garrettはシリーズ毎に左右を変更、LT SlaterとRT Nortonが対峙しました。結果1サックに抑える大健闘、プロで初めてサックを与えたルーキーSlaterも、その3QのプレーはRBがヘルプの際にGarrettの内側へのスピンムーブを助けた形になり非常に悔しいものでした。(試合後、ヘルプは不要とコメントしています。)試合を通じて1 on 1ではほぼ抑えており、自信をさらにつけたのではないでしょうか。Nortonも今まで酷評されてましたが、試合毎に良くなってきています。
残念だったのは開幕から良いパフォーマンスを続けてきたRG Aboushiが序盤にACLと言われる膝前十字靭帯を断裂、シーズンアウトとなりました。代わりを務めたのは2017年~2019年までChargersでGの先発だったSchofield、ランパスとも無難に穴を埋めてくれました。ルーキーのJaimesも今後大きなチャンスかもしれません。

ランディフェンス崩壊

好RB ChubbとHuntを擁するCLEに対し、DT3枚をベースにして対策しましたが、CLEのOLのパワー、技術、RBのスピード、カットバックが上回り、トータル230yds(Chubb 161yds, Hunt 61yds)ゲインされるという散々な結果となりました。
タックル、パスカバーのミスも目立ち、ロングゲインを度々許しました。S Adderleyは3Q RB Chubbの52yds ランTD時に飛び込みタックルをかわされ、また4Q TE Njokuのパスキャッチ後にタックルミスをし71yds TDを許しました。CB Samuelは2Q WR HigginsへのパスTD時にカバーのミス、2Q WR People-Jonesの42ydsキャッチの際もタックルミスをおかしました。それらのプレーで後半はCampbellに交代させられています。
光ったのはS James、最後尾から前線までポジションを変え、17タックル、1サック、1ロスタックル、1 QBヒット、1 ファンブルフォースという凄まじい成績を残しました。またCB Harrisが復帰、無難なプレーを見せています。
守備陣全体として42点取られましたが、4Qは3回パントに抑え、最後のドライブもディープパスを通させず、守りきったのが勝因の一つだと思います。

Ryan Smith復帰

STエースとして期待されていたCB Smithが、負傷から復帰しChargerとしてのデビュー戦となりました。STのみの出場でしたが、カバーチームのGunnnerとして周りと明らかに違うスピードで、見事3タックルを決め、期待に違わぬ活躍を見せてくれました。
STといえばチームとしてFGは狙わず、常にギャンブルをするという斬新な試合でした。FGを蹴らないのは先週のLV戦からです。というのもK ViscainoがKC戦でTFPを2回外したからだと思います。この試合もTFPを5回蹴って2回失敗という不安定さを露呈しました。残念ながらKicker問題はこれからも続くようです。

今年のルーキー(Week5)

D1巡 OT Slater: フル出場。リーグトップのDE Garrettとマッチアップ。1サック許しながらも互角以上の戦い
D2巡 CB Samuel: 前半の致命的ミスで後半ベンチに下げられた為、守備29スナップ(40%)に終わる
D3巡 WR Palmer: WR4として攻撃16スナップ出場、2捕球12yds
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場
D4巡 EDGE Rumph: 守備で4スナップ出場、スタッツ無し
D5巡 G/T Jaimes: Inactiveで欠場
D6巡 LB Nieman: STで出場、スタッツ無し
D6巡 RB Rountree: STのみの出場
D7巡 DB Webb: STのみ出場、1タックル

まとめ

いやはや4Qは両チームで41得点、逆転、逆転、同点、勝越し、逆転という目まぐるしいシーソーゲームになりました。心臓に悪いですね。ただこういう展開で勝ち切るのは珍しい、Herbertの強心臓に感服です。
最後のTDドライブのタイムマネジメントがちょっとお粗末でしたね。
4勝1敗でAFCトップタイとなりましたが、Chargersファンはまだうかれてはいけないと分かっていると思います。
次週Week6はMNFでINDとの接戦をものにした同じ4勝1敗のBAL。QB Jacksonのラン、パスを止めるのは至難の技、どうランディフェンスを修正するか楽しみです。
Go Bolts!

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