2021 Week11 チャージャーズ (LAC) vs スティーラーズ (PIT)
LAC 41-37 PIT
1 2 3 4 Total
PIT: 3 7 0 27 37
LAC: 7 10 10 14 41
3Q終了までLAC攻守とも好調で27-10でリード、4QにPITのパントブロック、インターセプトを含む怒涛の攻撃で34-37で逆転される。LACは即座にWR Williamsへの53yds TDレシーブで再逆転、守備が2サックでPIT陣3ydsまで押し戻し、41-37で波乱の激戦を制した。
試合経過
1Q:
PIT: 0-3: 最初のドライブ、K Boswelの36yds FG成功
LAC: 7-3: RB Ekelerの6yds TDラン(TFP成功)
2Q:
LAC: 14-3: PITのゴール前の4thダウンの攻撃を止めた後、QB Herbertのスクランブルロングゲインが2度あり、98ydsのTDドライブ、RB Ekelerへの10yds TDパス(TFP成功)
PIT: 14-10: WR Johnsonが活躍、このドライブ4度目のキャッチが10yds TDレシーブ(TFP成功)
LAC: 17-10: K Hopkinsの30yds FG成功
前半終了: LAC 17-10 PIT
3Q:
LAC: 24-10: 後半最初のドライブ、WR Allenへの30yds, 14ydsパスがヒットし大きく前進、RB Ekelerへの17yds TDパス(TFP成功)
LAC: 27-10: WR Palmerへの17ydsパス、QB Herbertのスクランブルで前進、K Hopkinsの41yds FG成功
4Q:
PIT: 27-13: K Boswelの36yds FG成功
PIT: 27-20: パントブロックし、LAC陣3ydsからの攻撃、LAC守備が粘るもRB Harrisの1yd TDラン(TFP成功)
LAC: 34-20: QB Herbertの36yds スクランブルでゴール前へ、RB Ekelerの5yds TDラン(TFP成功)
PIT: 34-27: 14点差、残り8:48、最初のプレーでEDGE Nwosuのサックが決まるも、WR Claypoolへ16yds、WR Johnsonへ32yds、TE Ebronへの18ydsパスが決まり、レッドゾーン侵入、TE Ebronへの5yds TDパス(TFP成功)
PIT: 34-34: LACの攻撃、HerbertのパスをDT Haywardがブロック、浮いたボールをCB Suttonがインターセプト! 7点差、LAC陣11ydsで残り4:36、TE Freiermuthへの5yds TDパス(TFP成功)で同点!
PIT: 34-37: LACの攻撃は4thダウン残り1ydで、RB Ekelerのランを止められターンオーバー、K Boswelの45yds FG成功でPIT勝ち越し!
LAC: 41-37: 残り3:24、PIT CBブリッツ時のカバーミスを突き、WR Williamsへの53yds TDパス(TFP成功)でLAC逆転!
その後のPITの攻撃をEDGE Fackrell、Bosaの連続サックでPIT陣3ydsまで押し込みターンオーバー、LAC 41-37 PITでLACが勝利
(LAC: 6勝4敗)
オフェンス爆発
試合毎に調子の波が激しいオフェンス。この試合は爆発のターンでした。PITのEDGE Watt, S Fitzpatrick, CB Hadanが欠場していたのもラッキーでした。
QB Herbertはパス30回成功の382yds、3 TD、走っては90ydsと今季今まであまり見せていなかったモバイルQBの実力を発揮しました。スクランブルの判断、少し前へ出てのEkelerへのパスが良かったですね。今後の対戦相手の守備の選択肢が増えるのは良いことです。決勝のWR WilliamsへのTDパスでもありましたがブリッツの空いたスペースへのパスも判断が良かったです。
エースRB Ekelerはランで50yds, 2 TD、レシーブで6回65yds, 2 TD、計4 TDと大活躍でした。ランはOLの左サイド、C Linsley, LG Feiler, LT Slaterの3人が素晴らしいブロックをしてくれました。
Keenan "The Slayer" Allen
MVPは決勝TDをレシーブしたWR Williamsか、382yds投げたQB Herbertか、4 TDのRB Ekelerの誰かかもしれませんが、個人的に印象に残ったのはWR Allenです。10月はパスドロップも目立ち、どうしたんだという感じでしたが、11月になると復活、Week9のNE戦以降、12回104yds, 8回98yds, この試合で9回112ydsと爆発しています。ベストプレーは1Q 最初のドライブのスロットの位置からインにカットしリード気味のパスを両手でダイビングキャッチしたプレーです。ボールがダウンしないように空中で左手に持ち替え、背中でダウンしたのも見事でした。ここまで74回810ydsとキャリアハイを狙える成績を残しています。相方Williamsも調子を上げており、この試合で決勝53yds TDレシーブを含む、5回97yds、二人揃って100捕球、1,000ydsを達成するかもしれません。
若手DL頑張った
守備フロントの主力、Joseph, Tillery, Covingtonが欠場で先発クラスはJonesのみと緊急事態でした。しかし、Fehoko, Gaziano, Merrillといったドラフト外入団の若手が、RB Harris擁するPITをラン55yds, 平均3.1ydsに抑える活躍を見せました。2Qのゴール前で4thダウンギャンブルを止めたドライブの守備は素晴らしかったです。
一方、CB Davisが復帰したDB陣はPIT WR Johnsonに7回101yds, 1 TD、WR Claypoolに5回93ydsとやられてしまいました。Davisはまだ本調子ではないのか、クロスルートについていけない場面がありました。HarrisとCampbellはアウトサイドだとWRとの能力差が目立ってしまいます。Samuelは良いカバーもありましたが、Claypoolにあっさり抜かれるプレーもありました。4Qに今季2度目の脳震とうで離脱してしまい、シーズン終盤からプレーオフに向けCBのデプスが心配です。SもJames, Adderleyは健在ですが、GilmanとWebbのバックアップが負傷しており、離脱できない状況です。
LBはTranquillが復帰、Whiteはほぼフル出場でこの試合も9タックル、立派なスターターで不可欠な存在になりました。前節復帰したMurrayは1Qに足首をまた負傷、プレー数が限定されたようです。
Nwosu覚醒か?
EDGE陣も良かったです。Bosa, Fackrellは4Qの逆転後の守備でそれぞれ試合を締める豪快なサックを決めました。試合を通じてBosaの存在感は別格では内からも外からもプレッシャーをかけ、パスカバーでもTE Ebronを止めてました。
先週から調子のいいのはNwosu、最近の試合ではスナップ数を70%近くまで増やし、1サックと1 QBヒットを記録、惜しいロスタックル未遂もありました。今季からのHC Staley就任に伴うシステム変更でようやくベストな活躍の場を見つけました。このオフにFAとなります。このまま契約延長してもらえる好調を維持してほしいです。
まとめ
3Qまでの楽勝モードから一転、4Qだけで27点奪われ、再逆転と冷や冷やの勝利でした。被パントブロック、キックオフカバーの甘さとSTはなかなか改善しないですね。また攻守とも反則の多さ(12回: -75yds)も気になりました。最終的に勝って良かったです。
Week12はロードで5勝5敗、BYE明けの地区ライバルのDENです。強力DB陣に対し、好調WR Allen、Williamsがどこまで活躍できるか見ものです。
Go Bolts!
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